カスタマーを手助けするベテラン、ハンドに与えられた新ミッション。NASCAR再挑戦にも意欲

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2025年01月24日 17:30  AUTOSPORT web

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ジョーイ・ハンドもIMSAミシュラン・エンデュランス・カップでステアリングを握る66号車フォード・マスタングGT3(グラディエント・レーシング)
 スポーツカーレースのベテランであるジョーイ・ハンドは、フォード・パフォーマンスの新しい役割を受け入れた。彼はマスタングGT3の新規および将来の顧客チームがクルマに慣れるのを助けることを楽しみにしている。

 マスタングGT3の主要開発ドライバーのひとりでもあったカリフォルニア出身の45歳は、フォードのファクトリーGTDプロレースのラインアップを外れ、今季2025年はアキュラNSX GT3からマルチマチック製のマシンにスイッチしたカスタマーチーム、グラディエント・レーシングとともにGTDクラスにエントリーしている。

 これまでのところ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にフル参戦する66号車フォード・マスタングGT3で、IMSAミシュラン・エンデュランス・カップに設定されている長距離レースに出場することが決まっているハンドは、他のマスタングGT3の顧客がオンラインになる際に、プラットフォームに慣れるのを手助ける仕事も任されている。

「このプログラムは、顧客のクルマを持つことを念頭に置いて作られた」と彼はSportscar365に語った。「ファクトリーのクルマがあるのは素晴らしいことだが、マスタングGT3の大部分はカスタマー向けのクルマになるだろう」

「顧客が増えるにつれ、僕が最初のテストを手伝うことや、僕がそこに入って学習曲線を少し加速させることができるような、同じことをしようとすることについてすでに話が出ている」

「僕はレーシングドライバーだが、クルマがどうなっているのかも理解しているつもりだ」

「家では自分の仕事をしているし、チェイス(ジョーイの息子)と僕はレイト・モデル(・ストックカー)やゴーカートをやっていて、それらを自分たちで準備をしている。だから、クルマのメカニクスについてもかなり知っているんだ」

「セットアップのディレクションや、僕たちがやったことで気に入らなかったこと、まだ到達していない可能性のあることなど、そういったことの多くを手伝うこともできる」

「僕にとって一番重要なのは、レースに来ることだ。レースやバトル、精神的な戦いなどが大好きなので、僕は家を出てトラックに足を向ける」

「それに次いで、僕にとってはフィードバックの部分であり、開発パークであり、この場合は選手たちにフィードバックを与え、彼らがより速くより俊敏になるよう手助けすることなんだ」

 フォード・パフォーマンスのファクトリードライバーであり続けているハンドは、昨年シカゴのストリートコースで行われたカップ・シリーズで4位に入ったことを受けて、今年もNASCARに参戦することを期待していると述べた。

「バックグランドでは、今でもフォードのためにNASCARの仕事をしている。ロードコースのシミュレーターはすべて僕が担当しているんだ」とハンド。

「すべてのロードコースのイベントの前に、カップ、エクスフィニティ、トラックのフォードNASCARドライバー全員をシミュレーターで指導している」

「また、ホイールフォースのテストカーやフォードのテストカーにも乗っている。それを考えると、6つのレースでそれぞれ5日ずつ、NASCARに関することをシムで30日間やっていることになる」

「NASCARのレースをいくつかやってみたいかって? もちろんだよ」

「昨年のシカゴは最高だった! みんな「また来てほしい」と言ってくれた。でも、実際にはどうなるか分からない」

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