マクラーレン・レーシングは、ザウバー・グループのマネージング・ディレクターだったアレッサンドロ・アルンニ・ブラビが、チームの新チーフビジネスアフェアオフィサーとして加入したことを発表した。
アルンニ・ブラビは、8年を過ごしたザウバーを去ったが、2025年シーズンの開始を前に別のF1チームに移籍するとうわさされていた。彼はマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンの直属になるとともに、同社の経営陣の一員としても仕事をすることになる。
■新たな役割:チーフビジネスアフェアオフィサー
この新たに設けられた役職においてアルンニ・ブラビは、法務、ドライバー育成、商業活動、ドライバー契約管理、権利保有者や統治機関との関係など、マクラーレン・レーシングのさまざまな事業分野で経営におけるリーダーシップを担うことになる。
元ザウバーのチーム代表である彼は、マクラーレンのドライバー育成プログラムの指導者の地位も担う。このプログラムはステファニー・カーリンから引き継がれ、カーリンは引き続きアンドレア・ステラの下で、F1内での追加の業務を引き受けることになる。
アルンニ・ブラビは、ザウバーでの最近の役職に加え、ARTグランプリ、スパーク・レーシング・テクノロジー、トライデント・レーシングなどにおける、20年にわたるモータースポーツの専門知識を有している。
「マクラーレンは、私が生涯ずっと熱烈なファンだったチームだ。そのため、今このような素晴らしい人々と一緒に仕事をする機会を得ることができ、個人的に特別な感情が湧き上がっている」とアルンニ・ブラビはコメントした。
「外部から見てもその価値観とカルチャーがはっきりとわかる素晴らしい組織に加わることができて、心から感謝している」
「ザクと取締役会が私に寄せてくれた信頼と信用に応えて、継続的な成功に貢献できるよう全力を尽くし、努力したいと思っている。私は、チームワークがすべての鍵であると考えている」
「コース内外でF1のベンチマークを設定するだろうと私が心から信じているチームに参加できることをとてもうれしく思っており、2月初めから仕事をスタートするのが待ちきれない思いだ」
CEOを務めるブラウンは、「アレッサンドロが彼の豊富な専門知識とモータースポーツでの経歴とともに我々のチームに加わってくれることをうれしく思う」と語った。
「彼は、我々の法務およびドライバー育成機能の管理に加え、プロドライバーのビジネス管理に関するあらゆる問題、さまざまな権利保有者や統括団体との関係におけるレースのガバナンス活動、また、必要に応じてすべてのレースシリーズへの幅広いビジネスサポートに関して貴重な支援を提供してくれるだろう」
「2月に彼をマクラーレン・レーシングのファミリーに迎えることを楽しみにしている」
マクラーレンはまた、2年間チーフコミュニケーションオフィサーを務めたスティーブ・アトキンスが、個人的な理由により2月末にチームを去ることも認めた。