1月23日正午すぎに日本中を駆け巡った中居正広の芸能界引退。だが同日会見を開いたフジテレビ副会長である遠藤龍之介氏から飛び出したある言葉に、ネットから驚きの声が上がっている。
「日本民間放送連盟(民放連)の会長でもある遠藤氏は今回の件を受け、『局のあり方自体が視聴者や広告主から厳しく問われている。民放全体の不信感を招く事態だと認識しており、迅速な対応を求めたい』と述べ、信頼回復に努める姿勢を見せていました」(芸能ジャーナリスト)
《ついつい本音が…》
各社からの取材にひとつひとつ丁寧に応じていた遠藤氏。ところがその質疑の中で聞き捨てならない“失言”をしてしまったようだ。
2019年から2021年までフジの社長であった同氏。あるメディアから、
「女性アナが直接アナウンス業務に関係のない役員との会食に出席するということは、遠藤さんが社長だったり役員だったときにはあった?」
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と聞かれると、
「女性アナウンサー、もしくは女性社員との会食というのは数回私も経験しております。取引先、プロダクションとの接待というんでしょうか」
と答えながら「そのことと現在問題となっている“献上”とは違う」と主張した。
しばらくして別のメディアがこの回答を受けた形で、
「(その接待は)会社のビジネス上利益になるから(女性アナに)来てもらっていたのか?」と問われると、
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「うーん、そうですね、あのー。なんていうんでしょう」と言い淀みながら、「まず(女性アナウンサーを)連れて行く人がいるわけですよ、1人で行くわけではないですから」と当たり前の返答。
その上で、「その人(上司)がその夜、その席については責任を持つべきですよね?」と問いかけた直後のことだった。
続けて遠藤氏は「アナウンサーの彼女が普通の楽しい感情でその席を……一晩過ごす…」と、思わずポロリ。即座に「夕食を過ごせるように責任を持たなければならないと思います」と、“夕食を過ごす”と言い直していた。
「夕食を過ごす」という言い方もさることながら、気がかりなのはやはり「一晩過ごす」という言葉だろう。会見映像を見たネットユーザーからは以下のようなツッコミが。
《この発言は、副会長何か知ってますね。思わない事は口に出ない》
《言い間違いじゃない...ココに真実がある》
《あんた何か知ってるな?》
《ついつい本音が…》
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と、中居の女性スキャンダルにフジ幹部が関与しているとされる問題を想起する声が殺到したのだ。
「そう疑われても仕方ないでしょうね」というのは芸能プロ関係者だ。
「17日に会見を開いた現フジテレビ社長の港浩一氏は、“上納”飲み会の常態化の有無を問われた際、『そういうことはなかったというふうに信じたい』と発言していましたが、一部報道では同氏こそフジの上納文化を作った人物として書き立てられています。
港社長より5年後の1981年に入社してきた遠藤氏は主にドラマ制作に携わってきましたが、バブリーだったフジの社内風土を知らないはずがありません。つまり会社ぐるみで隠ぺいしているのではないかと、視聴者が不信感を抱いても仕方ないのです」
フジテレビは27日月曜日に改めてオープンな形で会見を開くとしている。果たして真実は明らかになるのだろうか?