ラッパーの般若が主演するABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』第3話が、23日に放送された(ネタバレあり)。
【動画】「9門」vs「REDHEAD」のラップバトルで般若対Jinmenusagiが実現 本作はラッパーの漢 a.k.a. GAMIから3年前に聞いた実話を基に企画された。ラップスキルのある警察官が、覚醒剤や麻薬などの違法薬物を摘発するためにラッパー集団に潜入捜査を行ったという実話を基に描く、ABEMAオリジナルのHIPHOPエンタメドラマ。主人公となる警察官・伊弉諾翔吉(いざなぎ・しょうきち)を演じるのは、本作がドラマ初主演となるラッパーの般若。そのほか、成海璃子、吹越満、吉村界人、眞木蔵人、風間俊介といった実力派の豪華俳優らが脇を固める。
(※以下、ネタバレ)
今回放送された第3話は冒頭、ある墓石に火薬(Jin Dogg)、Born-Dが墓参りをするシーンが描かれ、そこに座る謎のナビゲーター(Mummy-D)の姿。彼はハルク(眞木蔵人)とともに「NWG」というユニットで黄金時代を築き、10年前に死んだ伝説のラッパー・カタビラだった。
カタビラとハルクを慕っていた「9門」のボス・火薬(Jin Dogg)と「REDHEAD」のボス・Born-D(吉村界人)。2人はそれぞれの道を歩み、“リアル”を追求する火薬はカタビラから託された大麻畑を隠し持ちオーガニックにこだわり、“カネ”を追求するBorn-Dはハルクの誘いに乗り、新種の合成大麻リキッド「ヘブン」を捌きはじめる。
伊弉諾は火薬に対し「なんで危険を犯してまで大麻を吸うんですか?」と聞くと、火薬は「法律に縛られてるからやらないとかだと、逆にここ(頭)が停止しちゃってると思うけどな」と返す。続けて伊弉諾が「大麻畑って…」と聞くと、間髪入れずには火薬は「教えてねえよ!俺とカタビラさんとの約束だから」と声を荒げ、伊弉諾は真相には近づけない。
互いの思想が対立する「9門」と「REDHEAD」。伊弉諾の「REDHEAD」への挑戦状ともとれるラップを見たBorn-Dから「9門」のアジトに果たし状が届き、「9門」の面々は指定された場所へと向かう。
待ち受けたBorn-Dはラップバトルで抗争の決着をつけようと告げ、伊弉諾に「負けたらラッパーやめろよ?」と言い放つ。火薬は伊弉諾をかばい、「負けたら俺がラッパーをやめる」と宣言し、火薬の首をかけ、ラップバトルが始まった。
威勢よく口火を切った伊弉諾だったが、次々と浴びせられる「REDHEAD」のラッパーたちの言葉に飲み込まれ、最終的にアンサーを返せず、勝負は「9門」の負け。落胆する伊弉諾に対し、火薬は「気にするな」と気遣い去っていった。
「9門」に潜入し、ラッパーとして生きていく中で、彼らの考え方にも共感を抱き始めた伊弉諾。警察官としての想いとラッパーとして、「9門」のメンバーとしての想いが次第に葛藤し始める。