1月25日は「中華まんの日」。個性的な進化系の中華まんが続々登場しています。
ご当地中華まん 注目は具材 400種類以上からおススメは山内あゆキャスター:
1月25日は中華まんの日ということで、400種類以上の中華まんを食べてきた、「中華まん博覧会」の松本学代表にオススメのご当地中華まんを聞きました。それぞれの土地にいろいろな中華まんがあります。
まずは岡山県にある「広東菜館山珍」の「豚まんじゅう」です。通販は約半年待ちです。「中華まん博覧会」の松本学代表によると「角煮やキャベツ、お肉で層ができており、食感が独特」とのことです。
岡山で働いていた南波キャスターも食べていて、「美味しい」と言っていました。お弁当も美味しいそうです。
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続いて静岡県の「花月製菓」が作った「キンメの煮付まん」です。地元でとれた金目鯛を使っています。松本学代表は「シンプルな皮がごはんのようになり、煮付け定食を食べたようなゴージャスな気持ちに」と話します。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
片手で金目鯛の定食を食べている感じで贅沢ですね。関東よりも関西の方が豚まんの店が多いようなイメージがあります。滋賀県で言うと近江牛まんの一強だと思います。
道の駅にもたくさんあります。ご当地性が表現しやすくて良いのではないでしょうか。
山内キャスター:
ただ、定番といえばやはり肉まん・あんまんでしょうか。
あずきバーでも人気の井村屋(創業1896年)が肉まんの販売を始めたのは1964年のことです。今年度は60周年ということで、いろいろなリバイバルなども行われています。
若手を中心にいろいろな提案をして、「カレーまん」や「キャロットまん」、「プリンまん」など、これまで600種類以上の中華まんを販売してきました。
【中華まんは時代を表す?】
1987年:ウィンナーロール
1994年:イカスミまん(イタ飯ブーム)
2011年:富士宮やきそばまん(B級グルメブーム)
2020年:大豆ミートまん(SDGsを意識)
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日比麻音子キャスター:
時代とともにいろいろなチャレンジをしているのですね。
山内キャスター:
今年度が60周年ということでリバイバルされている中華まんの一つが、あさりエキスで魚介のうまみが上がった、「イカスミまん」(2個入りで518円)です。2024年から限定発売されており、数に限りがあるため、なくなり次第終了です。
様々なチャレンジの中で、井村屋から「ピザ肉まん」が1979年に発売されました。餡にトマトとチーズを混ぜ込んで、現在よりも肉まん寄りでした。
肉まんやあんまんが定番の中、当時おいしさが評判となり大ヒットし、定番中華まんの仲間入りを果たしました。現在ではオリーブオイルやバジルを使用して本格志向のピザ寄りになっているということです。
しかし、ヒットするものもあれば、イマイチなものもあります。
定番入りを逃した中華まんの一つが1996年発売の「ビジネスまん」です。片手で食べられてビタミン補給ができるため、24時間働くビジネスマンやOLをターゲットに発売されました。
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ただ、井村屋の担当者によると「酸っぱいソースと温かい生地の相性が良くなかったです」とのことで、半年で販売中止になってしまいました。
日比キャスター:
遊び心がいろいろあるわけですね。
今村翔吾さん:
いろいろ食べるのも美味しいですが、あれこれ巡ってまた肉まんに戻って来るのもいいかなと思います。
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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家