全日本ロード4クラスに9名が参戦。さらに大所帯となるAstemo SI Racingがライダーラインアップを発表

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2025年01月24日 22:20  AUTOSPORT web

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野左根航汰、荒川晃大、鈴木大空翔(Astemo Pro Honda SI Racing)
 伊藤真一監督率いるSI Racingの全貌が明らかになった。2025年シーズンは、全日本ロードレース選手権に4クラス9名ものライダーを走らせることを1月24日(金)にタイホンダの発表に合わせてリリースした。

 まずは1月10日(金)のホンダ発表に合わせて『Astemo Pro Honda SI Racing』からJSB1000クラスに野左根航汰を継続、ST1000クラスに羽田太河に加え、荒川晃大が新加入。ST600クラスにも鈴木大空翔が移籍したことを明らかにしていた。

 これまでタイホンダとコラボレーションし、ST600クラスやJ-GP3クラスにタイの若手ライダーを走らせてきたが、4年目となる2025年シーズンは、ST1000クラスにナカリン・アティラットプワパットを、J-GP3クラスにタナチャット・プラトゥムトーン、ノップルットポン・ブンプラウェット、テーシン・インアパイを走らせる。こちらのチーム名は、『Astemo SI Racing with Thai Honda』となる。

 さらに『Astemo SI Racing with RSC』から戸高綸太郎がJ-GP3チャレンジクラスにエントリー。『Astemo SI Racing with Thai Honda』のテーシンもチャレンジクラスとなり、日本とタイの若手育成にも力を入れる。

 タイトル獲得を目指すJSB1000クラスとST1000クラスは、毎戦トップ争いを繰り広げそうだ。昨年チームに加わった野左根は、レースごとに調子を上げ、初めて駆るマシンながらホンダ勢ではトップの走りを見せた。チーム2年目は、一気にタイトルを狙いたいところだ。

 ST1000クラスには、羽田と荒川というトップランカーを揃え、さらにナカリンも加わった。羽田は、FIM世界耐久選手権(EWC)とダブルエントリーとなるが、スケジュール的に全日本ロードST1000にもフル参戦が可能となった。荒川は、長年在籍したMOTOBUM HONDAから移籍し、新たな環境で飛躍のシーズンにしたいところだろう。

 ナカリンは、昨年アジアロードレース選手権(ARRC)でASB1000ルーキーながらランキング4位と健闘。特にもてぎラウンドではレース1で2位、レース2で3位と表彰台に上がったことは記憶に新しい。強力な布陣で臨むSI Racingが台風の目になりそうだ。

■JSB1000:野左根航汰
「まずは、2025年も継続参戦できることをいとう監督を始め、チーム、Astemo様、スポンサーの皆様に感謝申し上げます。昨年は終盤戦のマシンアップデートと共に力強く戦うことができ、最終戦では2位表彰台を獲得することができました。今シーズンはさらに強く戦えるよう、ライダー自身もしっかり準備して開幕戦から優勝争いができるようにしていきます。今シーズンもサポート、応援をよろしくお願いいたします」

■ST1000:羽田太河
「まず始めにEWC世界耐久選手権とのダブルエントリーになることをご了承いただきチーム、関係者、スポンサーの皆様に感謝申し上げます。日程的にかぶっていないとはいえ、ご迷惑をおかけする部分もあると思いますが、全力で走りますので引き続き、ご協力をお願いいたします。ST1000クラスの開幕戦は5月のSUGOになるので、しっかり準備して挑みます」

■ST1000:荒川晃大
「新たにAstemo Pro Honda SI Racingに加入させていただきました。このチャンスをいただけたことを伊藤監督を始め、Astemo様、関係者の皆様に感謝申し上げます。全力でシリーズチャンピオン獲得を目指して頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします」

■ST600:鈴木大空翔
「Astemo Pro Honda SI Racingに加入させていただきST600クラスに参戦できることを感謝申し上げます。ST600クラスへの参戦は5年目になるので、自己ベスト更新はもちろん、自分に厳しく毎レース表彰台を目指します。尊敬する先輩ライダーが近くにいるので、たくさんのことを吸収し、応援していただいている皆様に結果で恩返しができるように頑張ります」

■ST1000:ナカリン・アティラットプワパット
「このようなチャンスをいただき、チーム、タイホンダ、全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。そして参戦できることを大変うれしく思っております。全日本ロードレース選手権は非常にレベルの高い戦いが繰り広げられていることで有名であり、とても魅力を感じていました。誰もが夢見るレースにエントリーできることにとてもワクワクしています。私にとって新しいチャレンジですが、タイのファンのためにもベストを尽くして良い成績を残せるよう頑張ってまいります」

■J-GP3:タナチャット・プラトゥムトーン
「昨年に引き続きJ-GP3クラスに参戦できることを大変うれしく思います。昨年は僕にとって初めての日本でのレースで、コースも含めて全てが新しい経験でした。今年は昨年以上に良い結果を残すことができると確信しています。応援よろしくお願いいたします」

■J-GP3:ノップルットポン・ブンプラウェット
「初めて日本でのレースに参戦するチャンスをいただき、チームに大変感謝しています。母国タイとは違う環境でレースをすることで、順応力を高め、そしてレベルの高い全日本ロードレース選手権から多くのことを学べると思っており今からとても楽しみです。これまでの経験を最大限活かして、日本でも活躍したいと思います」

■J-GP3:テーシン・インアパイ
「全日本ロードレース選手権は、僕が憧れていたカテゴリーの1つです。高いスキルを持つライダーが多く、レースから多くのことを学べることを期待しています。そして素晴らしい成績を収めた実績を持つSI Racingから参戦できることを、本当にうれしく思います。この貴重な機会をくださったタイホンダとSI Racingに感謝いたします」

■J-GP3:戸高綸太郎
「今シーズン、Astemo SI Racing with RSCからJ-GP3チャレンジクラスに参戦できる素晴らしいチャンスをいただけたことを大変光栄に思っています。レーシングライダーとして成長し、一つでも上の順位を目指してまいります。応援よろしくお願いいたします」

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