ABCテレビ『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(毎週土曜 前9:30)は、25日の放送で、中居正広氏の芸能界引退に至ったフジテレビ問題を議論した。
【写真】フジに「出られなくなってもいい」古市氏の厳しい言及 これまでの一連の経緯を、MCの東野幸治がパネルを使って説明。中居氏の芸能界引退を中心に据えず、「フジテレビのミカタ」として、フジテレビの会見対応、今後についてなどが焦点となった。
中大法科大学院教授で弁護士の野村修也氏は、17日の港浩一社長の会見について「自ら記者会見を開くどころか、言われて記者会見やってしまったということで、もう最初の段階でここで終わってしまったという感じがします」とばっさり。
その上で、会見を「クローズ」で行ったことより、「もっと見てほしいところがあって、記者会見場の絵柄なんです」と指摘。動画撮影NGだった会見は、静止画でニュース化されたが、港社長らの背景には、豪華な絵が飾られていた。野村氏も不祥事側の会見に「弁護士として座ることがある」とし、「服装、バックとか、あるいは目線、髪型とか、そういうことまで全部アドバイスするんですよ」と言及。質疑応答では、記者の質問に反論するような雰囲気を出さず「少しななめ下を向いて、静かに記者会見を構えるのが当たり前なんです」とした。
東野が「企業としてはダメージを最小限にする会見をしなきゃいけない」と向けると、野村氏は「そう。ですから、本来、自分たちに不祥事が起こっている認識があれば、この場所では絶対やんなかったと思う」と語った。