「いまだに仙台から“出稼ぎ”に来ている感覚です」仮面ライダーで俳優デビュー！渡邊圭祐『財閥復讐』は「気持ちもわかります」

最愛の妻が自分を裏切り、異母兄の子どもを身ごもる……。序盤から衝撃の展開で話題のドラマ『財閥復讐〜兄嫁になった元嫁へ〜』。すべてを失い、元妻と一族への復讐を決意する主人公・伊勢由貴也を、渡邊圭祐（31）が演じている。

「復讐劇では、人がふだん隠しているドロドロした部分が120％で表現されますよね。僕も『なんとか一矢報いたい』と思うことがあるので、復讐の道を選んだ由貴也の気持ちもわかります。ただ、あそこまで日の当たらない生活はできないです。復讐に人生のすべては懸けられない。痛い目は見てほしいけど、もう少しライトでいいかな（笑）。最近は、由貴也のようにマイナスなことばかり考えるので、いつもより暗い人間になっている気がします。なんだか、ずっと機嫌が悪いです（笑）」

憎しみをたぎらせ、復讐に燃える由貴也だが、子ども食堂を経営する温かい一面も。仮面ライダーウォズ役で俳優デビューし、子どもたちの憧れの存在でもある渡邊は、「子ども好きなところ」が、自身と由貴也の共通点だと語る。

「子どもって、突拍子もないことをしたり言ったりするのが、面白いしかわいいし大好き。イベントのとき、ファンの方がお子さんを連れてきてくれるのもうれしいです。なるべくサービスしてあげたいと思っちゃう。『仮面ライダー』を見ていた子たちが、大人になったとき、僕の話をしてくれたらいいなと期待しています（笑）」

そんな渡邊は昨年、大河ドラマへの初出演も果たし、モデルから転身して約6年で、第一線で活躍する俳優となった。

「演じる役の人生について、ものすごく考えるので、いくつもの生き方を経験しているような感覚です。役を通して生きる楽しみを味わえるのが、この仕事の醍醐味。おかげで、自分の人生もすごく充実しています」

さまざまな役を演じ、忙しい日々を送る渡邊のリフレッシュ方法は、故郷である仙台に帰ることだとか。

「地元が大好きなんです。友達と会って、いつもの店で一緒にご飯を食べるだけで元気が出ます。東京も便利でいい街だけど、僕にとっては時間の流れが早すぎて。上京して6年以上たちますが、いまだに仙台から“出稼ぎ”に来ている感覚です」

【INFORMATION】

『財閥復讐〜兄嫁になった元嫁へ〜』（テレ東系、毎週月曜23:06〜23:55）

伊勢財閥の次男・由貴也（渡邊）は愛人の子として、幼いころから家族に迫害されてきた。最愛の妻・絵理香（瀧本美織）と出会い、幸せを手に入れたかと思いきや、彼女は兄の子どもを妊娠し再婚。すべてを失った由貴也は、元妻と一族への復讐を決意する。

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