リアム・ローソンは、1月22日にレッドブル・レーシングの本拠を訪れ、2025年F1シーズンに向けた準備を本格的に開始した。2024年終盤にRB/レーシングブルズでF1に出場したローソンは、2025年にはセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに加わることが決まった。
チームは、「2025年シーズンの幕開けとして、オラクル・レッドブル・レーシングのドライバーであるリアム・ローソンは、レッドブル・テクノロジー・キャンパスを訪問した」とコメントした。
「リアムは今年のF1シーズンに向けた準備を正式に開始するため、イギリスのミルトン・キーンズを訪れ、レッドブル・ファミリーに再び合流した」
レッドブルの若手ドライバー育成プログラム出身で、リザーブドライバーも務めたローソンにとって、ミルトン・キーンズのファクトリーは慣れ親しんだ場所だ。
「チーム全員にまた会うことができた。僕にとって新たに加わるチームというわけではない。ジュニアとして、その後はリザーブとして、何年もここで過ごしたからね」とローソンは、チームが公開した動画のなかで語っている。
「何年間か一緒に働いた皆と会うことができて、本当にうれしい。今は正式なドライバーとして彼らと一緒にいる。それはエキサイティングなことだ。今日はシート合わせを行った」
ローソンは2023年と2024年にアルファタウリ/RBから合計11戦に出場、今年は初めてフルシーズン参戦を果たす。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、ローソンがコンストラクターズタイトル獲得に貢献することを期待している。2024年にマックス・フェルスタッペンは4年連続となるドライバーズタイトルを獲得したが、コンストラクターズ選手権においては、ペレスの不振が影響し、レッドブルはランキング3位に後退した。
「彼(ローソン)は予選でもレースでも、マックスから0.3秒以内のタイムをマークしなければならない」とマルコは言う。
「それができれば、コンストラクターズ選手権でポイントを獲得することができるはずだ。そして可能であれば、そこからパフォーマンスをさらに着実に向上させていってほしい」