私の実家は遠方にあり、さらに兄夫婦が両親と同居をしているので、あまり頼ることができません。一方で義実家はわが家から車で30分ほどの距離にあります。優しくしてもらっている分、私も精一杯お返しするようにしていました。
優しい夫と家事育児を協力し合い、義両親と穏やかに笑い合い、義姉はいつも子どもたちと一緒に遊んでくれて……。子どもたちを連れて保育園へ向かう夫の背中を見送りながら、私はそんな日々がずっと続くと思っていました。しかし……。
平和で穏やかな暮らしが、これからもずっと続いていく……。そう思っていました。しかし人生はそう甘くはなかったのです。夫の突然の他界により、私はひとりで2人の子どもの人生を背負うことになりました。そんななかでの義両親からの同居の提案は、本当にありがたかったのです。
本来であればじっくり考える時間が必要なのかもしれませんが、私はその日のうちに決断を下しました。それくらい私は精神的にも追い込まれており、義両親が差し伸べてくれた手を藁にもすがる思いで握ったのです。
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原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子