ノンスタ井上裕介、中居正広氏引退「自分の声でファンの方に」 読売テレビ解説委員は複雑な思い

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2025年01月25日 13:26  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

井上裕介(2023年撮影)

漫才コンビNON STYLE井上裕介(44)が25日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に出演。中居正広氏(52)の芸能界引退について私見を語った。


中居氏は23日に芸能界からの引退を発表。ファンに向けたメッセージでは、「一度でも、 会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい」とつづっていた。


中居氏と共演経験のある井上は、中居氏がMCとして高い評価を受けていたことに触れ「だからこそ、みんなの兄貴、頼れる男らしい中居さんやからこそ…ファンに対してのメッセージも含め…。言えないことはたぶんいっぱいあると思うんですよ、守秘義務があるから。でもこの文面だけでも、やっぱり(ファンの前に)出て、自分の声でファンの方にお伝えしてほしかったなとは思いますね」と話した。


続けて、「矢面に出て会見とかをすることで、ひょっとしたら相手の女性をより傷つけてしまう可能性があるとかで、会見はできないという選択肢かもしれないんですけど。難しいところなんですけど、質疑応答はせずに、中居さんからこの文面だけ、この言葉だけお伝えして…ファンとしては(中居氏の声が)ほしかったなと思います」と思いを明かした。


一方で中居氏の対応をめぐって、弁護士の八代英輝氏(60)が「引退を今表明されても何も問題は解決しない」とコメントするなど、批判的な見方も。


信州大学特任教授で法学者の山口真由氏(41)は、「芸能界の立ち位置とか、才能とかについては皆さんがおっしゃる通りだと思います」とした上で、「八代さんも法律家で、私も法律家として思うのは、今後、性的な被害があった時の示談の位置づけは非常に難しくなったと思います」と指摘した。


「もちろん示談を口封じに使うとか、そういうことは絶対にしちゃいけないと思うんですが、示談があったがばかりに、会見してほしいと言われてもしゃべることができないし、かつ相場より著しく高額な示談は、それだけで『相当ひどいことがあったんだろう』っていうニュアンスを生んでしまうというのは、法律家は今後こういう時に示談をどうするか、というのは非常に悩ましくなったなと思います」と語った。


また、同局特別解説委員の高岡達之氏(61)は、かつてSMAPの解散をニュースとして解説したことを振り返り、「今回のことを退けて(考慮せず)、この方がやってきたことっていうのは、ファンの皆さんだけではなくて、大変多くの方が感謝もしているし、記憶にも残っていることを、これもなかったことにするのは、私はおかしいと思っています」と述べる。


さらに、「落ち込んでいる方を励ましてきたというのも、この方の一面。それから、たくさんの災害の現場に行って、その方たちに『立ち上がりましょう』ってやってこられたことも一面。今回の件、とても許されることではないということは皆さん言います。だからといって、過去に積み重ねてきたこの方の、助けられた人に対する功績が消えることではないと私は思っています」とも。


「私は弁護士さん、法律家ではないけれど、引退という手段以外に、まだまだこの方が、この問題を乗り越えられるかどうか分からないけれども、やっていただけることはあったんではないかなと思っています」と話していた。

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