ペドロ・アルモドバル監督の初の長編英語作品となる最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』。本作で初共演を果たした同い年のティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアの仲睦まじいインタビュー映像が到着した。
ティルダ・スウィントンが本作で演じるのは、かつて戦場ジャーナリストとして働き、現在は末期がんを患い、効果の見えない治療を受け続ける主人公マーサ。マーサは自身の尊厳を保つため自ら死を選ぶ。
その死の瞬間までそばにいてほしい相手・イングリッド役としてラブコールを送ったのが、ジュリアン・ムーアだ。イングリッドは数十年ぶりに再会したマーサが重い病を患っていると知り、死を恐れながらも彼女の最期を幸せなものにしようと献身的に支える。
ともに1960年生まれの2人はインタビュアーの質問に答えつつ、どちらかが答えているときは、話している方をじっと見つめるなど仲睦まじい様子に、本作で描かれる友情愛が垣間見える。そんな2人は今回が念願かなっての初共演となる。
ティルダ・スウィントンは「ジュリアン以外は思いつきませんでした。ペドロはイングリッド役を私に選ばせてくれたんです。私が病床に伏した時に隣にいてほしいと思ったのはジュリアンだけでした」と明かす。
「実力派の俳優だからというのが理由ではなく、彼女にはイングリッドを象徴する何かがありました」と絶賛すると、「ほめすぎよ」とジュリアン・ムーアが照れる場面も。
対してジュリアン・ムーアも「ティルダは私がずっと尊敬していた俳優です。銀幕の中の彼女には魅了されます」と愛情たっぷりにコメント。
さらに「ティルダの意欲、創造性、想像力、そして彼女の存在感を常に感じ、彼女は完璧な共演者だと実感しました」と今回の初共演のすばらしさを語っている。
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は1月31日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)