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27日(月)、気象庁は「低温に関する早期天候情報」を発表しました。沖縄・奄美・九州南部・九州北部では2月3日(月)頃から、中国・四国〜関東甲信では4日(火)頃から「10年に1度の低温」になる可能性が高まっています。2月3日(月)は立春で、暦の上では春の始まりですが、「立春寒波」による寒暖差に注意が必要です。
●27日(月) 西日本を中心に気温が上がらず
27日(月)は、曇りや雨だった西日本を中心に、昼間も寒くなりました。
15時までの最高気温は、大阪では9.2℃、高知では7.9℃、福岡では9.1℃と、いずれも真冬並みでした。高知では、今シーズン最も上がらず、仙台や新潟より低くなりました。
一方、東京では10.2℃と、26日(日)より2℃低く、2月上旬並みでした。
そんな中、気象庁は「低温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
これによりますと、沖縄・奄美・九州南部・九州北部では2月3日(月)頃から、中国・四国〜関東甲信では4日(火)頃から「10年に1度程度の低温」となる可能性が高まっています。2月3日(月)は立春で、暦の上では春を迎えますが、暦通りに暖かくなるわけではなく、「立春寒波」がやってくる可能性があります。
●東京 「立春寒波」の影響は?
東京の2週間天気予報で、気温を詳しく見ていきます。
28日(火)は、朝は冷えて、雨やみぞれの降る可能性がありますが、日中は、3月並みの暖かさになるでしょう。29日(水)〜2月1日(土)は、最高気温は12℃前後で、この時期にしては暖かくなりそうです。
ただ、2日(日)は、最高気温は7℃と、冷たい雨やみぞれが降るでしょう。この雨の後は、日差しがあっても、最高気温は10℃くらいで、5日(水)と6日(木)は一桁の予想です。暦の上では春になっても、実際の暖かさは、まだ先になりそうです。
寒さが戻ってきますので、体調を崩さないよう、注意が必要です。
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●福岡 更に寒暖差が激しい
一方、福岡は、東京よりも、更に寒暖差が激しくなるでしょう。
最高気温は、28日(火)は6℃、雨や雪が降りやすいので、傘を持つ手がかじかむくらいでしょう。29日(水)には天気が回復して、日に日に気温が上がり、31日(金)は季節先取りの陽気になりそうです。ただ、ポカポカ陽気は長続きしません。
2月のスタートは雨でも気温は10℃を超えますが、4日(火)は最高気温が4℃、5日(水)は最高気温が3℃と、今シーズン初めて、5℃に届かなくなりそうです。朝の冷え込みも強く、5日(水)は、最低気温が氷点下の予想です。
体を冷やさないよう、一番暖かい服装を、心がけてください。
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