フジテレビは27日、都内の同局で午後4時から、女性トラブルを認めて23日に芸能界から引退した中居正広氏(52)に関する一連の問題を巡り、社員の関与が報じられた件について2度目の会見を開催した。
会見を前に、進退が問われ始めたフジ・メディア・ホールディングスの日枝久相談役(87)が、フジテレビ編成局長時代に同局の番組「オレたちひょうきん族」の人気コーナー「ひょうきん懺悔室」に出演し、頭から水を被った当時の映像が、インターネット上で話題を呼び始めている。
日枝氏は、ビートたけし(78)と明石家さんま(69)に伴われて入場。番組プロデューサーの横澤彪さん扮(ふん)した黒衣の神父から「罪深き迷える子羊よ、入りなさい」と言われて入場するなり、たけしにハリセンで頭をたたかれた。さらに、たけしから「ここのところ『ひょうきん族』は、非常に休みが多い。野球があると、我々はやれない。目から血を吹き、鼓膜も破れて頑張った『ひょうきん族』が、やるかやらないか分からない。そこで、局長にどういうことなのか訳を聞かせてもらいたい」と「オレたちひょうきん族」の放送休止が多いと苦言を呈され、ハリセンでたたきまくられた。
日枝氏は「おふたりも怒りのように、スタッフも非常に私に抗議を申し込んでですけれども」と、スタッフからも抗議を受けていると説明。「私も非常に気が小さいので相当、悩んだんですけれども…何しろ、ナイターは夏場だけ。『ひょうきん族』は1年中、やっているフジテレビの看板番組。出演者の皆さんもスタッフも相当、疲れているでしょうから、この時に良い休養が取れていいんじゃないかと思い、私は親御心でやった次第」と、放送休止の裏事情を説明した。
その上で「しかし、ふがいない巨人軍の投手の、補充のために、たけしさんとさんまさんを補充をしようと思ったんですけど、ギャラが折り合わずに残念ながら失敗。これだけ努力していることを分かっていただきたく思います」と頭を下げた。「視聴者には大変。ご迷惑をおかけしましたけれども1番、テレビが好きな視聴者の皆さんは分かって頂けると思います。よろしくお願いします」と言い、祈った。
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神父がためらいの表情を浮かべる中、たけしが「さんまちゃん、押すなよ」と叫ぶ中、ブッチー武者(72)扮(ふん)する神様が「×」を出し、日枝氏は頭から水を被った。日枝氏が頭から水を被る動画を引き合いに、インターネット上で「フジの役員達も頭から水を被りなさい」などと声が高まっている。
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