THE RAMPAGEのボーカリスト吉野北人が1月26日(日)東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて自身の2nd 写真集『Orange』(幻冬舎)の刊行を記念したプレス取材会に登壇し、コンセプトから関わった写真集への思いを語った。
参考:THE RAMPAGE・川村壱馬、2ndフォトエッセイ『PROMISE』自ら執筆した原稿用紙57枚にわたるエッセイ収録
吉野北人の2nd 写真集『Orange』は、幻冬舎と16人ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEがタッグを組み、12ヶ月連続で書籍を刊行するプロジェクト「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」の7作目として1月24日に発売。ヴェネチア、ブラーノ島、ミラノ、クレモナなどイタリアの様々な地を旅して撮影された本作。「Orange」というタイトルには「読者の心を明るく照らしたい」という吉野の思いが込められている。
吉野は「予想していた通りの作品に仕上がっていて、大満足でした。」と写真集を最初に手にした時の印象についてコメント。コンセプトから関わったという今作で特にこだわった点について聞かれると、「全部こだわらせていただきましたけど、撮影地については2回目は海外に行きたいなというところで、自分が行きたかったヴェネチアはマストで考えていた」と語り、続けて「カメラマンさんは尾身沙紀さんを指名させていただきました。Instagramをたまたま見ていたらどタイプな写真で、オファーをさせていただきました。衣装もフィッティングの段階から300着くらい用意していただいて、そこから厳選して予備も含めて20着くらい持っていって。その予備も全部着てしまうぐらいパターンを撮りました。とても見応えのある作品になったと思います」と説明した。
初めて訪れたイタリアについては「嘘みたいな景色で、本当に人生で一度は行けて良かったなと心から思いますし、大げさですけど人生観が変わるような、世界が広がったような感覚でした。自然がロマンチックというか芸術的で、歴史にも凄く溢れている街ですし、人柄もみなさん陽気というか暖かい人ばかりで、全てが夢のような、嘘みたいな国。素敵でした」と振り返る。
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メンバーからの反応については「ちょっと照れくさい部分もあったんですけど、ちゃんとシンプルに見てくれるメンバーもいて、嬉しかったですし、自分も普段見せないようなお茶目な表情や少年っぽいところもあって、ちょっといじられながらもメンバーからもいい声がいただけたので、間違いなく皆さんにお届けできる作品になったと思います」と自信を覗かせた。
記者から最大の見どころを聞かれると、「間違いなく表紙。タイミングと奇跡が重なり合った一枚。撮影する前に、イタリアの夕陽に照らされながら、イタリアの街並みも写し出した写真を撮りたいというイメージがあった。ヴェネチアに行った初日は大雨でしたが、撮影するタイミングで雨も止んで、曇り空だったんですけど順調に撮影が進んでいって。夕陽は撮れないかなと話をしてたんですけど、ご飯を食べている時に急に曇り空がパーっと晴れて、夕陽が出てきて、これはもう絶好のチャンスだと思って撮った一枚がこちらです。奇跡の一枚です」と熱弁をふるった吉野。
またお気に入りのカットに、セーラー服を着てゴンドラに乗っている姿を収めた写真を挙げていた吉野は、「『ベニスに死す』(’71・ルキノ・ヴィスコンティ監督)という映画がありまして、せっかくイタリアに行くんだったら名作のオマージュができたらと。ファンのみなさんもきっと作品を知ってくれたり、作品を知っている方が喜んでくれたりすると思ったんで、そういう遊び心もしっかりと取り入れました。あとシンプルに顔がむちゃくちゃ無邪気です。初めてゴンドラに乗ったんですけど思った以上にすごく揺れて、日本じゃできない体験でした。水で囲まれていて、不思議な感覚というか夢の国みたいな、そういのも相まって顔に出過ぎちゃってる一枚でした」と説明した。
撮影にあたり体つくりに何か準備をしたのかを聞かれると、「ないです。写真集だから減量したりするのが普通かもしれないけれど、今の等身大の自分を自然体に見せたいなってシンプルに思ったので、撮影に向けて頑張ることはしなかったですね」と答える。
写真集の点数を聞かれると、「1000点です。100点満点中、もう超えました。とてもいい作品になっています。大満足の1000点です」と改めて自信の一冊となったことをアピールした。
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(本 手)
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