「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト『第57回 ミス日本コンテスト 2025』の最終審査が27日、都内で行われ、「準ミス日本」に大阪府出身の大学2年生・長尾巴菜子さん(ながお・はなこ/20歳)が選ばれた。
【全身ショット】鍛えられた腹筋チラリ!美脚スラリでポーズを決める石川満里奈さん 大学で児童教育を専攻する長尾さん。「11、12歳の夏に行ったパリ・オペラ座バレエ学校への留学は、私の人生を大きく変える経験となりました。そこで出会った先生が、言葉がお互い通じない子どもの感性を信じ、踊りを通して寄り添い、協力することが大きな力となることを教えてくださいました。その先生が私が目標とする姿です」と、理想像を語る。そして「将来は研究者として、子どもの感性や個性を大切に、社会につながる教育を広く提唱していきたいです。一人一人が大きな力となり、社会全体に良い影響を与えてくれると信じています」と目標を語った。
コンテスト期間中のこと。バトントワリング部の練習中に「友達のバトンが目に当たる事故で、一瞬半分目が見えなくなってしまった」のだという。ミス日本の勉強会の最中で、「運営の方は“いつでも戻ってきてね”とおっしゃってくださいましたが、私は心が弱くなってしまい、行くのが怖くなりました。辞退しようかと考えたこともありました」と、危機的な状況に陥っていたことを明かした。
しかし「勉強会に行ってみると、先生方も“大丈夫?”と声をかけてくださって、心がとても楽になりました。ファイナリストの皆も“心配してたよ”と声をかけてくださって、私はなんて人に恵まれているんだろうと感じました」と、コンテストに関わる人達の温かさを知ることに。そして「このように人に寄り添う心を大切にしていきたいと、強く決心いたしました」と、成長につながる経験となったと語った。
今回は、「グランプリ」と「ミス着物」に東京都出身の石川満里奈さん、「水の天使」に大阪府出身の高坂実優さん、「みどりの大使」に長野県出身の佐塚こころさん、「海の日」に千葉県出身の高橋彩乃さん、「準ミス日本」に大阪府出身の長尾巴菜子さんが選出された。
1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、俳優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。
■第57回ミス日本コンテスト2025ファイナリスト
●高坂実優さん/大阪府出身/21歳/早稲田大学創造理工学部総合機械工学科3年
●上山舞唯さん/北海道出身/22歳/聖心女子大学現代教養学部心理学科4年
●俣野水晶さん/兵庫県出身/19歳/慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科1年
●石川満里奈さん/東京都出身/19歳/フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科1年
●ヤマチ玲良さん/埼玉県出身/20歳/洗足学園音楽大学音楽学部音楽学科ミュージカルコース3年
●松山華音さん/愛知県出身/22歳/東京外国語大学国際日本学部国際日本学科3年
●佐塚こころさん/長野県出身/19歳/国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科1年
●大段利々子さん/広島県出身/22歳/広島大学医学部医学科3年
●横山ナディヤさん/長野県出身/22歳/グラフィックデザイナー
●長尾巴菜子さん/大阪府出身/20歳/東海大学児童教育学部児童教育学科2年
●安東帆香さん/大阪府出身/22歳/同志社大学法学部法律学科4年
●高橋彩乃さん/千葉県出身/21歳/中央大学理工学部生命科学科3年生