深川麻衣を京都が翻弄。室井滋、若葉竜也らが共演の映画『ぶぶ漬けどうどす』が6月6日公開

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2025年01月28日 12:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

映画『ぶぶ漬けどうどす』が6月6日に公開。特報、ティザービジュアルが到着した。

同作は、京都を舞台に、京都が大好きすぎてこの街のいちばんの理解者になろうとした主人公が思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディー。「本音と建前」を使い分ける県民性が騒ぎの火種となって、その技を器用に駆使する「京都人」と東京から来た「ヨソさん」である主人公との攻防が展開する。

東京から京都で450年続く老舗扇子店に嫁いできた主人公のフリーライター・澁澤まどか役に深川麻衣がキャスティング。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環役を室井滋、まどかの仕事仲間である漫画家・安西莉子役を小野寺ずる、京都の老舗料亭の女将・竹田梓役を片岡礼子、まどかの夫で扇子店の長男・澁澤真理央役を大友律、まどかが出会う大学教授・中村航役を若葉竜也、まどかの義父で環の夫・澁澤達雄役を松尾貴史、京都で不動産業を営む上田太郎役を豊原功補が演じる。

監督は『南瓜とマヨネーズ』『白鍵と黒鍵の間に』の冨永昌敬。企画・脚本を『his』『そばかす』のアサダアツシが担当した。

特報映像には、老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと取材をするまどかが京都の文化を知らないばかりに「本音と建前」に戸惑い、翻弄される様が描かれている。ティザービジュアルは「なんでも言葉通りに受けとったらあかんで」というコピーとともに、扇子で口元を隠したまどかの姿を捉えたもの。

「ぶぶ漬け」とは、お茶漬けのことで「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠して遠回しに言う言葉。

【深川麻衣のコメント】
今回京都を舞台に、「本音」と「建前」に翻弄される女性、まどかを演じました。
強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした。
結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です。
何より京都の方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。

【室井滋のコメント】
京都の中の本物と偽物が区別がつき辛い時代に突入!
インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。
冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです。
――因みに、本当に偶然なのですが、劇中に登場する老舗扇子店は20年来大ファンのお店で、お中元の品々を買い続けております。
京都の御縁に呼ばれたみたいで、それも含めて驚きの連続でした。

【冨永昌敬監督のコメント】
『ぶぶ漬けどうどす』の公開のお知らせを嬉しく思います。
おととし紅葉まっさかりの京都で撮影した本作は、商家の嫁と姑を演じた深川麻衣さんと室井滋さんを中心とした愉快なホームドラマでありつつ、ひとくちに説明しにくいテーマを持った映画でもあります。
6月の公開に向けて、この映画の狙いを少しずつ紹介していきたいと思っています。
よろしくお願いします。

【アサダアツシのコメント】
企画立案から公開まで7年かかりましたがようやく皆さまにご覧いただけることになりとても嬉しいです。
これは京都を愛してしまった澁澤まどかという女性の<ラブストーリー>です。
まどかは京都に認められたいと献身的に尽くしますが、相手は一筋縄ではいきません。
まどかは京都に振り回されて打ちのめされますが、それでもめげずに京都への愛を強めていきます。
まどかの思いは果たして京都に届くのか?奇想天外なストーリーと予測不可能な結末が待っています。
ぜひ劇場で見届けて下さい。
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