大竹まこと言葉詰まらせ「激痛に耐え最後まで」番組終了後に予兆感じていた、森永卓郎さんへの思い

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2025年01月30日 05:32  日刊スポーツ

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「大竹まこと ゴールデンラジオ」終了後、報道陣へ森永卓郎さんへの思いを語った大竹まこと

がん闘病中だった経済アナリスト森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため、埼玉・所沢市内の自宅で、67歳で亡くなった。


一夜明けた29日、森永さんが約17年にわたってレギュラー出演した文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月〜金曜午後1時)の放送終了後、大竹まこと(75)が取材に応じ、思いを語った。


突然の別れに、大竹は言葉を詰まらせた。森永さんは08年から同番組にレギュラー出演。亡くなる前日27日もリモートで出演し、それが最後のメディア出演だった。大竹は「体が傾いていて、かなりの激痛だろうと…。あの激痛に耐えて最後まで番組に出ていた」と明かした。終了後に「また来週!」と送り出したというが「これは相当やばいぞ、と思った」と予兆を感じ取った。それでも「そんなことを言うわけにはいかない。一生懸命エールを送った」。丸1日後、森永さんは旅立ち、その約束は果たせなかった。


最後まで強く生きた森永さんをたたえた。がん発覚後も仕事を続け「『最後まで書きたいことを書いて、死ぬまでやんなくちゃいけないことがある』と言っていた。それが逆に命を削った」。さらに「年下になりますけど、自分の意志を貫いて、誰が敵でも信念を貫いた」と言葉を絞り出し「見習おうと思うけど、多分そんなに強くは生きられない。ご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。


同じく、森永さんがレギュラー出演したニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月〜木曜午前8時)のこの日の放送で、垣花正(53)は、番組冒頭から涙し「見事なフルスイング。あっぱれでしたね。こんなあっぱれな人生は、なかなかないです」。亡くなった28日朝の番組リハーサルの様子を音声で放送。横になっていた森永さんに、垣花が「モリタクさん、やめときましょうか、今日?」と聞くと「はい、お休みします」と答え、番組を欠席していた。垣花は「昨日初めて『そう(欠席)します』って言って、つらいんだなって思って」と振り返った。

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