1月30日、三菱自動車は前日に行われた『第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞』の授賞式典でミツビシ所属のラリードライバー、増岡浩がスポーツ功労者顕彰を受彰したことを発表し、コメントを公開した。
増岡は『世界一過酷なラリー』と言われるダカールラリーにミツビシ・パジェロなどで参戦し、2002〜2003年に日本人初の総合優勝2連覇を達成した名ラリードライバーのひとり。現在はチーム三菱ラリーアート総監督としてAXCRアジアクロスカントリーラリーに参戦し、2022年には初参戦のチームを総合優勝に導いている。
ミツビシによると、モータースポーツ活動で得たノウハウを電動車の開発に活かすとともに、ミツビシが主催する『SUV 4WD体験試乗会』や『クルマの学校』などを通じ、安全運転についての啓蒙活動を行うなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んだことなども評価され、今回のスポーツ功労者顕彰の授与に至ったとのことだ。
授賞式典では、スポーツ庁の室伏広治長官から顕彰状を受け取った増岡は「幼少の頃より自動車に興味を持ち、運転免許を取得した頃には、モータースポーツに憧れを抱いて、我流でひたすら練習して走り続けていました。世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに21回挑戦し、2002年、2003年には、悲願の総合優勝を成し遂げることができました」とコメントしている。
「選手から監督まで40年あまり、私を支えて下さった三菱自動車、ラリーアート、そして関係者の皆さまに感謝申し上げます。ラリー活動での経験を活かし、環境対応や交通安全など社会貢献にも邁進していく所存です」