ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞した『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』より日本版予告編が解禁された。
本作はパレスチナ人青年バーセル・アドラーとイスラエル人青年ユヴァル・アブラハームが、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区マサーフェル・ヤッタでの占領の実態を記録したドキュメンタリー。第97回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされ、世界中で注目を集めている。
この度解禁された日本版予告編では、イスラエル軍の占領に抗うバーセルと、彼を支えるユヴァルの姿が描かれている。予告編のナレーションを担当したのは俳優の池松壮亮。映画の予告編単体でナレーションを務めるのは本作が初めてだという。
今回のナレーションに際して、「並外れた作品だと思いました。このような形でこの作品に賛同できることをとても光栄に思っています。異なるバックグラウンドを持つ4名の監督が親密に手を取り合い、同じ空の下の現実を伝えようと、ジャーナリズムへの献身と努力で世界に情報を伝えてくれました。決して他人事ではいられず、無関心ではいられませんでした。今作に出会えたことに感謝しています。今この映画を、是非観ていただきたいです」と語った。
『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)