アルジュン・マイニ、ユスフ・オウェガ、ダービッド・シューマッハーの3名が、フォード・パフォーマンスのファクトリードライバーリストに新たに加わることが発表された。彼らは“ブルーオーバル”での初シーズンで、ハウプト・レーシング・チーム(HRT)をサポートする。
■参戦プログラムは後日発表
DTMドイツ・ツーリングカー選手権、ADAC GTマスターズ、またはニュルブルクリンク北コースでのレースを通じてHRTとすでにつながりのあるこの3名のドライバーは、マスタングGT3の開発においてフォードとHRTをサポートする。
彼らの具体的な参戦プログラムは、後日発表される。
HRTは昨年10月、2020年のチーム設立から続いたメルセデスAMGとのパートナーシップを終了し、2025シーズンからフォード陣営に移ることを表明。DTM、ニュルブルクリンク24時間、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ、ADAC GTマスターズへの出場を目指していることを明らかにしていた。
チームはまた、今シーズンは『HRTフォード・パフォーマンス』というバナーの下で活動することを明らかにしており、これはフォードとの新たな関係を示している。
3名のドライバーはいずれも過去にメルセデスAMGのGT3車両でレースをしていた。元F1ドライバーのラルフを父に持つシューマッハーに関しては昨年末、AMGモータースポーツ代表のクリストフ・セグミュラーが「父のラルフとの話し合いの上、契約解消となった」と明かしていた。
3名の新しいファクトリードライバーの契約に加えて、サルマン・オウェガとフィン・ヴィーベルハウスが、フォード・パフォーマンスGT3ジュニアに任命されたことも合わせて発表されている。
「我々はこの新しいシーズンを楽しみにしている。このドライバーラインアップは良い位置につけており、スポーツの面でも成功すると確信している」とハウプト・レーシング・チームのCEO、ウルリッヒ・フリッツは語っている。
「我々はこれまで5人のドライバー全員と非常に良い経験をしており、彼らの技術的なフィードバックを高く評価している。これはとくに、フォード・マスタングGT3の開発作業において重要な要素となる」
「これらのドライバーたちが同時にフォード・パフォーマンスチームに公式に加わったことにより、コラボレーションははるかに容易になり、彼らのドライビング・ポテンシャルが際立つことになる」