【動画】名曲“Baby”の貴重なライブシーン『ドリーミン・ワイルド』本編映像
本作は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」がたどった実話をもとに、『アメリカン・ユートピア』(2020/スパイク・リー監督)、『ブロークバック・マウンテン』(2005/アン・リー監督)などで製作総指揮を務めたプロデューサーのビル・ポーラッドが、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2014)以来8年ぶりに監督・脚本を務めた長編。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016/ケネス・ロナーガン監督)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたケイシー・アフレック主人公ドニーを演じる。
1979年、米ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。当時10代だったドニーは兄のジョーとデュオを結成し、父が息子たちのために自作したスタジオで数々の楽曲を生み出した。家族に支えられ、情熱を注ぎ込んで作ったアルバムだったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。
それから約30年後。思い描いていた夢からは程遠い人生を送っていたドニーは、ある日、自分たちのアルバムがコレクターにより発見され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。再発盤(リイシュー)やライブが次々に決定し、思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは目を背けてきた過去や感情と向き合うことになり―。
今回解禁された本編映像は、「Dreamin’ Wild」をリリースしてから約30年後、ドニー&ジョー・エマーソンが念願のライブステージに立ち、名曲「Baby」を披露するシーン。ステージの舞台裏から「度肝を抜いてやるぞ」と意気込むドニー(ケイシー・アフレック)に続き、兄のジョー(ウォルトン・ゴギンズ)、妻のナンシー(ズーイー・デシャネル)が表へと続く。
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主演のケイシーは、撮影期間にドニー・エマーソン本人と実際に会って、役作りに挑んだ。近くでその様子を見ていたポーラッド監督は「モデルのドニー・エマーソンとも良い関係性を築いていました。ケイシーはドニーをリスペクトしていたし、一緒にいるときは彼の個性や資質を演じる上で重要な部分を吸収しようとしているような印象を受けました。またドニーも本作を観て、かつての気持ちや過去にどのように振る舞っていたか、彼の中でも色々と気づきがあったと話していて、彼もケイシーが演じて良かったと思っているように感じました」と述懐。ドニー自身からの言葉を受けて、自分の描き方は正しかったと実感したとうれしそうに語っている。
映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は上映中。