デビュー30周年を迎えた演歌歌手水森かおり(51)が、23年までに発売してきたシングル31曲の表題曲の音楽配信を2月1日からスタートすることを31日、発表した。
昨年発売の「三陸挽歌」や原田龍二とのデュエット曲「モナムール・モナミ〜愛しい人よ〜」など4曲はすでに配信済み。これで95年9月25日発売のデビュー曲「おしろい花」から30年間の35曲を一気に楽しめる環境が整ったことに「今回の配信が、幅広い世代の方に聴いていただけるきっかけになれば」と期待を寄せている。「『水森の初期の作品を聞いてみたい』となった場合、CDを探すのは大変ですけれど、配信だったらすぐに聞いていただけるのでとても便利」ともアピールする。
今後はカップリング曲やアルバム全曲の配信も行う予定だ。「レコードやCDで育ってきた私たちの世代にとっては、時代が変わってきたなというのが実感ですが、いつどこにいても気軽に聞けるというのは大きなメリットだと思います。最近は、配信されている演歌の歌い手さんが多くなってきましたし、それを聞いてくださるリスナーも増えているので、これをきっかけにたくさんの方に水森かおりの過去の曲を知っていただけるのは大変うれしいです」。
そして「デビュー当時はまだ(CD規格が)8センチシングルでして、『鳥取砂丘』から12センチに変わりました。『鳥取砂丘』は8センチと12センチの2パターンを発売したので、持っている方は貴重ですよ(笑い)。カセットはもう出していませんが、20年発売の『瀬戸内 小豆島』まで発売されていました」と明かした。
これまで、売り上げNO・1の曲は「鳥取砂丘」だ。03年に初出場した紅白歌合戦で歌唱し、“ご当地ソングの女王”の称号を不動のものにしたヒット曲。「一番の思い入れのある曲は『鳥取砂丘』ですが、35曲すべてが思い入れのある作品。どの曲も1曲1曲、大切に歌っていきたい」と決意を込めた。
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3月18日に30周年記念曲「大阪恋しずく」を発売することも決まった。「デビューした日(95年9月25日)を大阪で迎えたので、私の中では大阪は特別な場所ですし、30周年の節目にふさわしい新たなスタートラインになる曲だなと思います。でも、30周年だからといって何も気負うことなく、毎年同じ気持ちで歌っていきたいですし、今年もより多くの方々とのご縁を大切にしながら頑張っていきます」と新年の意気込みも話した。
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