【写真】柿澤勇人&矢崎広、桜井玲香&海乃美月が勢ぞろい
本作は、ハリウッド映画に多大な影響を与えたアメリカン・ニューシネマの傑作のミュージカル版。実在したギャングスターカップルのクライドとボニーの姿を、それぞれWキャストで描く。クライド役は柿澤と矢崎、ボニー役は桜井と海乃が務める。この日は上演台本・演出の瀬戸山美咲も出席し、キャスト4名は歌唱披露も行って会場を魅了していた。
柿澤は、犯罪者ながら民衆に支持されたクライドの原動力に対する考えを問われると、民衆が抑圧されていた時代背景を踏まえて「怒りなのかなって」と返答。また「新年早々、あんまりいいことがなくて。三が日にまず自宅のトイレが詰まりました。そして韓国に仕事に行ったんですが、パスポートを落としました。韓国で日本大使館に初めて行きました。いいことがあまりなくてですね(笑)。ふざけんなよ!ってことが2025年、いっぱいありまして。そういうことをぶつけようかなと思っています(笑)。すいません。半分冗談ですけど(笑)」と自身の怒りを芝居にぶつけたい様子だった。
また稽古場の雰囲気に関して、柿澤は「インティマシー・コーディネーターさんも、瀬戸山さんのご要望で入ってくださって。ボニーとクライドですから、キスシーンだったりラブシーンというか、密接なシーンが何個かあるんですけど、それがどういう風に見えるのか、どうやったら効果的なのかみたいなことを、僕らだけの稽古場の時間にしてくれて。皆でディスカッションしながら」「すごく細かく決めながらやっている」と紹介。
宝塚歌劇団退団後、初の作品出演となる海乃については「男性と芝居することも初めて。僕は全然想像もできないですし、実感もできないんですけど」としたうえで「にこにこポジティブに向き合っている姿は、とても美しいですし、かっこいいなっていう風に思いますね」と称賛していた。
|
|