プラマック、2025年のカラーリングを発表。ヤマハに乗り換え、ライダーも一新/MotoGP

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2025年01月31日 22:40  AUTOSPORT web

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2025MotoGP:ミゲール・オリベイラとジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハ)
 1月31日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているプリマ・プラマック・ヤマハは、マレーシアのクアラルンプールで2025年シーズンの体制発表会を開催し、ヤマハYZR-M1のカラーリングを披露した。

 プラマック・レーシングは、2005年からはドゥカティのサテライトチームとして参戦。2013年からドゥカティのファクトリーサポートを受け、最新型マシンを走らせていた。2022年の途中からは、タイトルスポンサーにイタリアの保険会社『Prima(プリマ)』を迎え入れ、プリマ・プラマック・レーシングとして参戦。紫と赤の特徴的なカラーリングへ一新した。

 2023年には、ホルへ・マルティンがタイトル争いを演じ、惜しくも2位となるも、ヨハン・ザルコも最高峰クラスで初優勝を成し遂げる活躍により、チームタイトルを獲得。そして、2024年は、再びマルティンがタイトル争いを繰り広げた。最終戦までもつれ込んだ末にタイトルを獲得。2001年のバレンティーノ・ロッシ(ナストロ・アズーロ・ホンダ)以来23年ぶりとなるサテライトチーム所属のチャンピオンとなった。

 過去数シーズンに渡り、輝かしい成績を残しているプラマック・レーシングは、2024年6月にヤマハと複数年の契約締結を発表。2025年からはドゥカティサテライトチームを離れ、ヤマハのサテライトチーム『プリマ・プラマック・ヤマハ』として参戦することとなった。

 ヤマハにとって3年ぶりのサテライトチームとなる『プリマ・プラマック・ヤマハ』は、ファクトリー仕様ヤマハYZR-M1が供給され、セミワークスチームとしてヤマハ勢の一角を担うことになる。そして、ミゲール・オリベイラとジャック・ミラーを起用し、ライダーラインアップも一新した。

 2019年にMotoGPクラスにデビューし、2022年までKTMのマシンで戦っていたオリベイラは、2023年からアプリリアのサテライトチームであるクリプトデータ・アプリリアRNF MotoGPチームに移籍。2024年は同チームを引き継いだトラックハウス・レーシングから引き続き参戦し、怪我で5戦連続欠場を余儀なくされるなど厳しいシーズンを送ったものの、新しいチームで安定した走りを見せていた。

 そのオリベイラと組むのは、最高峰クラスで11年目を迎えるベテランライダーのミラーだ。ホンダとドゥカティを経て、2023年からレッドブルKTMファクトリー・レーシングへ移籍した。KTMでの初年度はシーズン序盤に3位表彰台を獲得したものの、以降は表彰台争いからも遠のき、2024年も苦しい期間を過ごした。しかし、ヤマハに経験を買われ、同年9月にプリマ・プラマック・ヤマハとの契約締結を発表。新たな布陣の一翼を担うこととなった。

 マシンからライダーまで大きく変わったプリマ・プラマック・ヤマハは、ファクトリーチームであるモンスターエナジー・ヤマハMotoGPと2025年シーズンの体制発表会が行われた。

発表会では、プラマック・レーシングCEOのパオロ・カンピノーティが、ヤマハMotoGPプロジェクトリーダーの鷲見崇宏とマネージングディレクターのパオロ・パベシオと共に登壇。その後、ライダーのオリベイラとミラーらが登壇し、プリマ・プラマックの紫と赤に染まったヤマハYZR-M1が披露された。

 マシンは、プリマの紫とヤマハの青のコンビネーションに赤の差し色が入ったカラーリングへと変貌を遂げ、サイドカウルは紫と黒のボーダーが走るデザインとなり、さらに先日提携が発表されたアルピーヌのロゴが大きく配された。レーシングスーツもマシンと同様に紫と青をベースにプラマックの赤が入った配色となった。

 また、2025年からヤマハと共にMoto2クラスへの参戦する『Pramac Yamaha Moto2 Team』も発表され、トニー・アルボリーノとイサン・グエバラも登壇した。

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