元F1スチュワードのハーバート、フォーミュラEに参戦するローラのグローバルブランドアンバサダーに就任

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2025年02月01日 07:00  AUTOSPORT web

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FIAでF1レーススチュワードを務めたジョニー・ハーバート
 F1のスチュワードを解任されたジョニー・ハーバートは、FIAの委員会から辞任を余儀なくされてから数日後にローラ・カーズのグローバルブランドアンバサダーに就任した。

 ハーバートはその前に声明を発表し、FIAに感謝の意を表してグループ全体の取り組みを称賛して「FIAのドライバースチュワードを務める機会を与えられたことに大変感謝しており、長年携わってきた役割を心から楽しんできた」と述べた。

「これは難しい仕事であり、厳しい決断を下さなければならないこともある」

「スチュワードとして、我々はドライバーとチームスタッフの両方に最大限の敬意を持って接し、F1グランプリの週末中、常に公平な立場を保ってきたし、これからもそのようにしていくだろう」

「私に与えられた機会に対して、会長とFIAの全員に心から感謝している」

 ティム・メイヤーがスチュワードの職を辞任せざるを得なくなって以降、ハーバートはFIA内で居心地の悪さを募らせていたため、彼はローラがフォーミュラEプログラムのブランドアンバサダーのポジションをオファーしてきたときにためらうことはなかった。これは有給の仕事だが、一方でハーバートのFIAでの仕事はボランティアであり、加わっていてもさらなる苛立ちを招いていた。

 ローラは他のカテゴリーへの参加を拡大する計画を立てている一方で、F1を通じてモータースポーツの最前線に復帰しようとしており、ハーバートはこの旅に参加できることに興奮している。

「私が素晴らしいと思うのは、ローラの復帰がモータースポーツ業界にとって素晴らしいニュースであるのと同時に、レースのさまざまな時代をほぼ融合させるものであるということだ。ローラの伝統においては、エンジニアたちがどこから来たかということが重要だ。彼らはローラ、マーチ、レイナードなどを経てきた。当時はエンジニアのための大学のようなものだったが、彼らは2025年に復活するだけでなく、最も革新的なタイプのレースのひとつであるフォーミュラEに参戦する」

 ハーバートはまた、3年前にローラ・カーズを買収した投資ファンドを経営するアメリカ人実業家ティル・ベクトルシャイマーの持つ知識をもとに、ローラにはさらなる活躍の可能性があると示唆した。

「ティルが、レーストラックに戻るチャンスをもう一度与えるというアイデアを思いついたのは、素晴らしいことだ。モータースポーツ界に素晴らしい名前を復活させるには、ティルのような人材が必要だ。それがまさに今、彼がやっていることだ。フォーミュラEはモータースポーツにおいて大きな位置を占めている。私はそれを見て気に入った」

 ハーバートのポジションは経営幹部ではないが、チームのいくつかの分野に関与する可能性があることを彼は認めている。

「さまざまな側面があるだろう。ドライバーのマネジメントは我々が話し合ったことのひとつだ。ローラがこれまでやったことのないことなので、我々が関わるかもしれないひとつの要素だ。アンバサダーとしての側面は、もちろんレーストラックにいるときに務めるものだ。関与はするが、建設的な方法で行われる。それが、私がこのオファーに引かれた理由だ」

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