人気グループTravis Japanの宮近海斗と俳優の葵わかながW主演を務め、テレビ朝日系オシドラサタデー(毎週土曜 後11:00)で放送中の連続ドラマ『ホンノウスイッチ』。初回から数々の胸キュンシーンが盛り込まれ、SNSで話題を呼んでいる。ORICON NEWSでは星小和(ほし・こより)役の葵と、小和の恋愛を見守る姉御肌の木原蓉子(きはら・ようこ)役の野波麻帆にインタビュー。撮影前の準備や役を演じてみての感想、撮影現場の雰囲気、葵と宮近の座長ぶり、今後の見どころなどを聞いた。
【インタビュー動画】葵わかな、宮近海斗との胸キュンシーン裏側を赤裸々告白!?ドラマ『ホンノウスイッチ』の見どころを語る!■注目ポイントは“幼なじみならではの空気感”
ドラマは、KUJIRA氏の同名漫画(講談社「comic tint」所載)を実写化。ゲーム会社で働くプランナー・秋山聖(宮近)と、聖の幼なじみで同じビルにある別のゲーム会社でプランナーとして働く星小和(葵)が、一夜をともにしたことから幕を開ける、じれったくてキュン、そして“ほっこり”するピュアラブストーリー。
――原作も人気の作品ですが、撮影前に準備したことを教えてください。
葵:原作は本編も番外編も読みました。あとは自分自身、恋愛作品の経験が少なかったので、いろいろな恋愛作品や恋愛シーンを調べました。
野波:ドラマとかも観たの?
葵:そうですね。今は(作品公式の)切り抜き動画でも簡単に観られますし、サブスクで配信されているドラマも見ました。
野波:素晴らしい!私も原作を読みました。私が演じる木原はスピンオフ作品の『ハグ キス ハグ』(講談社「comic tint」所載)の方で深く描かれていたので、しっかり読んでから撮影に臨みました。
――実際に演じてみてのご自身の役の印象は?
葵:小和は親しみやすくて等身大なキャラクターとして描かれているので、原作のように演じたいと考えていますが、どうしても自分のエッセンスは入ってしまうので、みなさんが感じる原作通りの小和になれているかはちょっと不安です。でも人が演じるからこその人間らしさもあると思いますし、相手役の聖も宮近さんらしさが入っていると思います。大切な幼なじみの空気感を、ドラマならではの雰囲気を感じ取っていただけるのではないかなと思っています。
野波:原作の木原はクールな印象でしたが、小和とのシーンや(Aぇ! groupの小島健演じる)榎本君とのシーンでは人間らしさが出ていると思います。現場で一緒にやっていて楽しいところですね。
――ピュアで一途で大人なラブストーリーを盛り上げていく上で意識したことは?
葵:“幼なじみの空気感や距離感”が最も特別で大切なことだと感じているので、観ている方にも「幼なじみとして育ってきた」という安心感と納得感を持っていただきたいというのは意識しました。
――そういった空気感を出すため、宮近さんとはどんなコミュニケーションを?
葵:宮近さんとはもちろん、監督やスタッフさんも含めてみんなでいろいろな会話をできています。とても温かい現場です!
――葵さんから見て、宮近さんはどんな方ですか?
葵:普段の姿と役に入ったときの境目があまりない印象です。私にとってはとても不思議な感じ。どのようにスイッチを入れているのか気になります!
――野波さんは役どころ的に宮近さんとの共演シーンは少ないとは思いますが、葵さんと宮近さんの座長ぶりは?
野波:(葵と宮近の)2人の雰囲気が似ているんです。温かいし、楽しいし、気づかいもできる2人なので、この現場は2人で助かっていると思います。2人が座長で頼もしいですし、一緒にやっていて楽しいです。
葵:いえいえ、みなさんの温かさに支えられています。
■役と素の印象が近いのは?
――雰囲気の良さがうかがえる現場ですが、休憩中のお2人はどんなお話をしているのですか?
葵:野波さんとは、好きな食べ物、料理、お店、お酒など、食べ物の話をできるのが楽しいです(笑)。
野波:好みが似ているから盛り上がるよね(笑)。会社のシーンでは隣の席なので、その話をするのはいつも楽しいです。
――まさに実際の同僚のような感じですね。
野波:ほんとそうなんですよ。
葵:お昼休みにメイクさんも含めて、みんなと占いで盛り上がったりもしました!そうやって和気あいあいとしています。
――男性陣とは?
葵:みんなゲーム会社の社員役なので、「あのゲームやってた?」みたいな話をしますね。それと、年末年始を挟む撮影だったので「年末何する?」「どんなお正月の過ごし方する?」とか、お雑煮の具の話でも盛り上がりましたよね。
野波:あと“恋愛が冷める瞬間はいつか?”みたいな話もしたよね。
葵:しました!すごく盛り上がりましたよね!(笑)
野波:みんなそれぞれでおもしろかったです!
――熱する方ではなく“冷める瞬間”というのは興味深いです。気になるところですが……。
野波:内緒です(笑)。どこかで見れる機会があるかもしれないので、楽しみにしていただければ!
――では葵さん、野波さん、宮近さん、戸塚純貴さん、石川恋さん、小島さんの中で、役と素の印象が近いと感じる方は?
葵:う〜ん……小島さんかな?
野波:かもしれない。あの明るさでしょう。
葵:あと発声ですね。発声、いいですよね。
野波:普段もちゃんとお腹から出ているよね。
葵:(小島演じる)榎本はうるさいうるさいと注意されていますけど(笑)。場を和ませてくれる感じとか、愛されキャラでムードメーカーな雰囲気が似ていると思います!
――逆に役とのギャップが大きそうな方は?
葵:石川さん!ご自身はサバサバしていて、スポーティーでフランクなんです。演じている楓は、服装も振る舞いも“ザ・女子”みたいな感じなので、ギャップを感じます。
■ピュアすぎる恋愛に「勉強になります」
――お2人から見て小和と聖の恋愛はどう感じますか?
葵:とにかく、すごくピュアですよね。
野波:本当に。大人になってあんなにピュアになれるって羨ましいと思いながら観ています(笑)。
葵:面と向かって思っていることを伝える時間をとれる2人、素敵です。そういう時間ってとても大事なんだなって思います。
野波:頭でいろいろ考えて、大人の意見でありつつ、素直に伝えられるのが羨ましい。勉強になっております(笑)。
――ドラマには多くのキュンシーンが出てきますが、撮影するときの葵さんと宮近さんはどんな様子で挑まれて、撮影後はどんな雰囲気なのでしょうか?
葵:例えば(第1話で宮近演じる)聖がベランダを飛び越えるシーンは絶対注目してもらえる大事なシーンだと思っていたので、リハーサルをかなり入念にしました。細かい動作も「こうした方が聖の優しさが出るのでは」とか「このカップルの関係性は対等だけど、このシーンではちょっと聖の思いの強さで引っ張った方がいいのでは」とか意見をいろいろ出し合い、動いてみてと何回も入念にやっています。
野波:そうだったんだ!
葵:この作品は、大きな事件が起こらないからこそ機微が重要だということを、それぞれの共通認識として持っているので、「ひとつひとつ丁寧にやっていこう」という感覚が強いのかなと思います。そのみんなの思いが、観ているみなさんにも届いていたらうれしいです。
――最後に4話以降の見どころをお願いします。
葵:3話のラストで同棲の話が出ます。家族へのあいさつのシーンでもまた、幼なじみらしさが出るので注目してほしいです。お互いの親を子どもの頃から知っているからこそのハードルもあるけれど、聖と小和らしいのんびりな部分も。一緒に応援しながら見てほしいです。
――木原さんの注目ポイントは?
野波:(小和と聖の)2人を温かく見守っていけたらなと思っています。4話からは新メンバーも出てきて、みんなの関係性も微妙に変わってくると思うので、楽しみにしていただければと思います。
取材・文/遠藤政樹
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