ジェシー・アイゼンバーグ監督、脚本、製作、主演の『リアル・ペイン〜心の旅〜』より特別映像が解禁された。
『僕らの世界が交わるまで』で監督デビューを果たしたジェシー・アイゼンバーグが再びメガホンを取った本作。共演にはキーラン・カルキンがジェシー・アイゼンバーグ演じる主人公デヴィッドの従兄弟ベンジー役で出演。疎遠になった従兄弟デヴィッドとベンジーが祖母を偲ぶためにポーランドを旅するロードムービーとなっている。
本作は第82回ゴールデングローブ賞で4部門にノミネートされ、キーラン・カルキンが助演男優賞を受賞。また、第97回アカデミー賞でも助演男優賞と脚本賞にノミネートされており、さらなる期待が寄せられている。
この度解禁された映像でジェシー・アイゼンバーグは、「何ヶ月もPCに向かい、疎遠になったいとこの物語を練ってたけど行き詰まってた。そんな時に偶然オンライン広告を見たんだ。昼食付きの“ホロコーストツアー”さ」と軽やかに語り、物語の着想を得たのがまさかのWEB広告であることを告白。
そんなジェシー・アイゼンバーグの頼れる相棒となったキーラン・カルキンは、「脚本が完璧で即決した。“この役なら分かるし、なりきれる”とね」と、本作出演に強い意気込みを持って臨んだそう。
誰とでも打ち解けることができるチャーミングさもありながら、素直で自由すぎる部分もあるキャラクターとなったベンジーは、キーラン・カルキンにとってハマり役と言っても過言ではない。
映像内には本作のプロデューサーを務めるエマ・ストーンも登場し、「ジェシーはとても率直で明快で頭の回転が早い。彼の脚本は雄弁で情景が浮かぶ」とその才能を称賛。プロデューサーとして絶大な期待と信頼を寄せている様子だ。
さらにキーラン・カルキンも本作の撮影現場について「皆で作る姿勢がいい。製作者に意見を求め、撮影技師にショットの相談をし、俳優の考えも聞く」とふり返っている。
ジェシー・アイゼンバーグは、本作の製作を経て「本作では珍しく全部を脚本どおり実現できた。まるでこの映画を作るのが運命だったかのようだ」と明かしており、自身にとっても特別な作品になったと言えるだろう。
『リアル・ペイン〜心の旅〜』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)