東京や静岡など既にスギ花粉が飛び始め 対策は早めに 2日の花粉情報

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2025年02月01日 15:18  日本気象協会

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日本気象協会

東京や静岡など既にスギ花粉が飛び始め 対策は早めに 2日の花粉情報

1月が終わり西〜東日本では、わずかながらスギ花粉が飛び始めている所も。東京都や静岡県、山口県などでは1月中にスギ花粉の飛散開始となっている所があります。2日も関東〜中国、四国で花粉の飛ぶ量は「少ない」予想ですが、早めの対策を心がけてください。



●東京都や静岡県、山口県などは1月中に飛散開始


2月に入って少しずつ本格的な花粉の季節が近づいています。東京都や神長川県、静岡県、山口県などでは1月中にスギ花粉が飛散開始となっている所があります。特に東京都は1月8日に飛散開始となり、1985年の調査開始以来最も早い記録となりました。

明日2日の花粉飛散量の予想は、関東〜中国、四国は「少ない」見込みです。北日本や九州は飛散開始前の所がほとんどですが、福島では「少ない」予想となっています。わずかな花粉でも症状の出る方や、まだ症状の出ていない方も早めの対策を心がけてください。


●花粉のピークはおおむね例年通り 関東などは長期戦に


今年の花粉のピーク予想ですが、スギ花粉は九州や四国、関東は2月下旬からで、そのほかも3月に入ると一斉にピークを迎えます。特に関東は3月下旬までピークが長く続く予想です。

各地ともピークの時期はおおむね例年通りですが、東京都内では記録的に早く飛散開始となっているため、今年は例年以上に長期戦となる可能性があります。

ヒノキ花粉のピークは、九州で3月中旬から、そのほかは3月下旬からで、各地とも4月の上旬にかけて続く見込みです。


●花粉の飛散開始とは?


まだ花粉の飛散が始まっていない所でも、飛散開始がいつなのか、気になる方もいらっしゃると思います。

「花粉の飛散開始日」とは、スギの花の開花日ではありません。1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。

(上の図にある花粉飛散開始例の3日目や6日目のように、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を観測しても連続していなければ飛散開始とはなりません。この場合、2日連続して観測した最初の日である9日目が「飛散開始日」となります。)

そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがありますので、注意が必要です。「花粉の飛散開始日」前だから、と油断しないで、早めに対策を、心がけてください。



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