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4日(火)からは今季最強寒波の影響で、北海道から九州の日本海側を中心に警報級の大雪の恐れがあります。風が強まり、暴風雪の可能性も。寒気が長く居座るため、影響が長引く見込みです。大雪や暴風雪への備えを。
●4日(火)から今季最強寒波が襲来へ
4日(火)は次第に冬型の気圧配置が強まり、今季一番の寒気が流れ込むでしょう。上空1500メートル付近で、マイナス9℃以下の寒気が列島を覆う見込みです(平地で雪が降る目安はマイナス6℃以下)。さらに強いマイナス13℃以下の寒気が西日本にも流れ込むでしょう。
今回の寒気は強弱を繰り返しながら、少なくとも次の週末にかけて長く居座る見込みです。長期間、影響が続く恐れがあります。
●広範囲で警報級の大雪の可能性
一番上の図は、気象庁が2日(日)11時に発表した警報級の大雪となる可能性を示しています。4日(火)は北海道や北陸、岐阜県、近畿北部、中国地方、九州で警報級の大雪となる可能性が「中」となっています。
5日(水)以降はさらに範囲が広がり、6日(木)にかけて北海道から九州にかけて広く警報級の大雪となる可能性があります。特に、北陸や岐阜県では5日(水)は警報級の大雪の可能性が高くなっています。大規模な車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。
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●暴風雪の恐れも
また、風も強まり、4日(火)は北海道で、5日(水)は北海道や東北、北陸で、6日(木)は北海道や北陸で暴風雪となる恐れがあります。全く見通しのきかない猛吹雪となる可能性があり、警戒が必要です。九州南部も4日(火)から5日(水)にかけて暴風となる恐れがあります。
その後、8日(土)頃も冬型の気圧配置が強まり、影響が続くでしょう。早めの備えをお願いします。
●風雪・大雪・低温に伴うリスク
風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。
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