平安貴族、令和の大学生、月9…朝ドラヒロイン射止めた見上愛 控えめ目標の大化け期待

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2025年02月03日 05:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

NHK2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」制作発表・主演会見で主演に選ばれた見上愛は笑顔を見せる(2025年1月24日撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>



女優の見上愛(24)が、NHKの26年度前期連続テレビ小説「風、薫る」のダブルヒロインの1人に決まったことが発表された。


本人が会見で明かしていたように、過去何度もオーディションを受けるもかなわなかった大役。24日の会見では、涙を流しながら「みなさんの朝がすてきになって、その1日もすてきに過ごせるきっかけになるような作品に出させていただくことがものすごく光栄です」と感無量だった。


芸能関係者によると、厳選な過程を踏む朝ドラオーディションで以前からいいところまで食い込むものの、なかなかヒロインの座を射止めきれなかったという。それが、今回はオファーという形で出演が決定。「彰子さま」こと藤原彰子役で出演した昨年の大河ドラマ「光る君へ」で見せた演技が評価された。


平安時代を描いた「光る君へ」と同時期に放送されていた、テレビ朝日系「マイダイアリー」では令和の大学生を演じた。対照的な2役を演じ分けていたことも視聴者の印象に残っていただろう。悔し涙を飲みながらも、磨いてきた実力が結実した。


吉報を聞いたのは会見のあった24日の「1週間前」という。その直前の12日、記者は横浜市内で行われたフジテレビ系「119エマージェンシーコール」(月曜午後9時)のイベントを取材した。登壇したキャスト陣が新年の目標を発表する流れとなり、見上は「目標get!!」と書き込んだフリップを控えめに掲げた。フリップはイベントの前に用意しており、ペンが進まずにいたところ、他のキャストから「目標を持つこと自体を目標に」とアドバイスを受けて書き込んだという。


そのイベントの数日後に、朝ドラのオファーが届いたはず。その後、目標に変化はあっただろうか? 目の前の仕事と向き合いながら、より努力を重ねていくのだろう。放送はまだまだ先だが、国民的ドラマのヒロインを演じるその姿が今から楽しみだ。【望月千草】


◆見上愛(みかみ・あい)2000年(平12)10月26日生まれ、東京都出身。19年に日本テレビ系「ボイス 110緊急指令室」で女優デビュー。20年「星の子」で映画初出演。21年NHKドラマ「きれいのくに」で容姿にコンプレックスを持つ高校生を演じ、注目を浴びた。22年MBSドラマ「liar」でドラマ初主演。近年の出演作に、フジ系「春になったら」テレビ朝日系「マイダイアリー」など。161センチ。

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