【動画】AI書き下ろしの楽曲が包み込む『花まんま』本予告
原作は、2005年に第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)。記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価される作家・朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語だ。
早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった1人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹を演じるのは、鈴木亮平。まもなくの結婚を控えながら、ある〈秘密〉を抱えている妹・フミ子を有村架純が演じる。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』などコメディから感動作まで幅広い表現力を併せ持つヒットメーカー・前田哲。
このたび、本作のイメージソングをAIが担当することが明らかになり、書き下ろしの楽曲「my wish」を使用した予告映像が初解禁された。AIは言わずと知れた国民的アーティストであり、今年でデビュー25周年を迎える。力強く、優しく、また人々を明るく前向きな気持ちにさせるその歌声と歌唱は心の奥底に響き、感情を揺さぶるが、それは本作が描き出す兄妹や家族の喜怒哀楽といったテーマにも共鳴する。
本作イメージソング書き下ろしのオファーがあった際、AIは『花まんま』という映画のタイトルに一瞬驚いたものの、「役者さんも内容も素晴らしすぎて久々に笑って泣いて感動しました」と絶賛。「こんな素晴らしい映画のイメージソングが歌えて光栄です!!!」と溢れんばかりの喜びを語った。
|
|
有村架純も「いつまでも兄と妹を見守ってくれる母のような安心感をくれるこの歌が、あの頃の温かさを思い出し、私もいつの間にかこんなに大人になったんだなぁと感慨深くもなりました」とコメントした。
そんな「my wish」を使用した予告映像は、早くに両親を亡くした兄・俊樹(鈴木)と妹・フミ子(有村)の日常からスタート。フミ子と太郎(鈴鹿央士)の結婚が決まり、誰もが待ち遠しい日々を送る中、フミ子に”別の家族の記憶”があることが明らかになる。妹の幸せを願う俊樹の純粋な想いと、フミ子がどうしても叶えたい願いが交錯する中、AIの「願いはいつか叶う」という歌詞が優しく寄り添う。
幼なじみ・駒子(ファーストサマーウイカ)の強烈なビンタを浴びた俊樹は、何かが吹っ切れたかのようにある所へと向かう。そして、花嫁姿のフミ子の元に「でっかいプレゼント持ってきたで!」と満面の笑みで駆けつける姿が映し出される。兄妹愛と〈秘密〉に満ちた予告映像は、「忘れられない感動のラスト5分」のテロップとともに、披露宴で涙を流す2人の姿で締めくくられる。果たして俊樹が用意したフミ子へのプレゼントとは一体何なのか?
あわせて本ポスタービジュアルも解禁された。妹の幸せを願い笑みがこぼれる兄・俊樹と、憂いつつもどこか強い意志を感じさせるフミ子の眼差しが印象的だ。そんな2人を包み込むかのような太郎と駒子の優しい表情と「最後に、会いたい人がいる」のキャッチコピーが加わり、より一層エモーショナルなデザインとなっている。
映画『花まんま』は、4月25日より全国公開。
|
|
<コメント全文>
■AI
花まんまってタイトルで、え?! どんな映画!?w って思いましたが、素晴らしかった。役者さんも内容も素晴らしすぎて久々に笑って泣いて感動しました。こんな素晴らしい映画のイメージソングが歌えて光栄です!!!
■鈴木亮平/加藤俊樹役
「my wish」を初めて聴いた時、その静かなメロディーの中に、『花まんま』の世界と、この物語に込められた「願い」が繊細に映し出されていると感じました。静謐で重厚な旋律に、AIさんの奥深く豊かな歌声が寄り添って、まっすぐに紡がれた言葉の一つ一つが心の奥へと染み込んでくるようです。皆様もぜひ、映画『花まんま』とともに、この名曲を存分に味わってください。
■有村架純/加藤フミ子役
いつまでも兄と妹を見守ってくれる母のような安心感をくれるこの歌が、あの頃の温かさを思い出し、私もいつの間にかこんなに大人になったんだなぁと感慨深くもなりました。 慈愛に満ちたこの曲も併せてこの作品も楽しんでいただけると嬉しいです。