あす4日(火)から週末にかけて、日本付近にはこの冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。
近畿地方では北部を中心に6日(木)頃にかけて大雪となり、その後も雪の量が増える可能性があります。
警報級の大雪となる恐れもあり、公共交通機関や道路への影響が出る可能性もあります。大雪や厳しい寒さへの備えが必要です。
●4日(火)から週末にかけてこの冬一番の強い寒気 近畿北部を中心に大雪
日本付近は冬型の気圧配置が強まり、4日(火)の近畿地方は、上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の強い寒気が流れ込む見込みです。この冬一番の強い寒気で、近畿地方の平地でも雪が積もるくらいの強さです。
4日(火)から6日(木)にかけて、近畿北部では断続的に雪が降り、警報級の大雪となる恐れがあります。中部や南部でも、紀伊山地周辺など山沿いを中心に雪の降る所がある見込みです。この寒気は週末にかけて、弱まったり強まったりしながら居座るでしょう。8日(土)頃には、北部や山沿いだけでなく、中部の平地でも雪が降り、京都方面などでは積雪になる可能性もあります。
●6日(木)までに予想される雪の量
予想される雪の24時間の降雪量は多い所で、
3日6時から4日6時までに
・近畿北部山地 20センチ
・近畿北部平地 10センチ
4日6時から5日6時までに
・近畿北部山地 50センチ
・近畿北部平地 40センチ
・近畿中部山地 20センチ
5日6時から6日6時までに
・近畿北部山地 50センチ
・近畿北部平地 40センチ
・近畿中部山地 20センチ
・近畿南部山地 10センチ
となっています。
発達した雪雲が次々と流れ込んだ場合は、一気に積雪が増える恐れがあります。
交通への影響や電線や樹木への着雪、なだれに注意をしてください。
農業用ハウスの倒壊や屋根からの落雪にも注意が必要です。
普段、中部や南部でも普段雪の積もらない場所でもうっすらと雪の積もる可能性もあります。
なお、7日(金)以降も北部と中部を中心に、引き続き大雪となる可能性があります。最新の気象情報で、雪の見通しを確認するようにしてください。
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●京阪神の都市部でも水道管凍結の恐れ 対策を
強い寒気の影響で、京阪神の都市部でも気温が軒並み氷点下まで下がる日があるでしょう。水道管の水が凍結する可能性のあるマイナス3℃以下になる所もある見込みです。
低温が予想される場合、
・水道の蛇口を少し開いて水を少し出しておく。
・むき出しになっている水道管はタオルを古い布を巻いて冷やさないようにする。
など対策をすることで、水道管の凍結による破損の可能性を低くすることができます。
もし水道管が凍結した場合は、無理に蛇口を開けたり、熱湯をかけたりせず、
ぬるま湯をかけたり、自然解凍を待ちましょう。
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