元フジテレビの長谷川豊アナウンサー(49)が1日、実業家・堀江貴文氏のYouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」に出演。動画タイトルを「【緊急対談】『フジテレビに上納文化はあります』日枝久が作った“歪な構造”を元フジアナウンサー・長谷川豊が猛烈批判」とした内容で、約55分にわたり堀江氏と対談した。
【動画】長谷川豊アナ明かす、フジ時代の生々しいエピソード 長谷川アナは1999年にフジテレビに入社。2013年に独立した。動画では、同局の役員を40年以上務める日枝久氏(フジ・メディアHD取締役相談役、フジテレビ取締役相談役)について「僕は日枝さんが採った最後の男性アナウンサーです」と自己紹介した。
長谷川アナは動画内で、フジテレビのアナウンス室は立ち位置が低いとし、「アナウンス試験という全然違う試験を受けて入っているのに、なぜか突然一般職の編成局員の言うことを全部業務命令で聞かなきゃいけないという、ものすごく特殊なポジション」と説明。「飲みに来いと言われたら、業務命令で絶対にそこはやらなきゃいけない」などとコメント。「めちゃくちゃ全部上納文化なので」「それは女性アナウンサーだけの話ではなく」と話し、自身の被害についても明かした。
動画は大きな反響が集まり、3日11時の時点で455万回以上の再生数となっている。
なお2日、元フジテレビでフリーの笠井信輔(61)アナウンサーは自身のブログを更新。動画で明かされた内容について、「私は、これまで周囲の人に対して『アナウンサーに関して、上納システムといったものをこの35年間見たことも聞いたこともない』と話してきました 自分自身がやっていれば、そんなこと言えません」などと否定。長谷川アナについて「被害者の方の経験を、第三者が全否定はできません」としつつ、「この食事会が現実に行われているとすれば、メンバー構成が違っていたのではないかと考えます 彼は、どこかで記憶違いをしているのではないかと感じるのです」と、自身にまつわるエピソードの部分を否定した。
同日、笠井アナの否定コメントについて長谷川氏は自身のXで反論。さらに3日の投稿で、フジの佐々木恭子アナ(52)の名前を挙げたことについて「笠井さんや恭子さんにこんなにご迷惑をおかけすると思っておらず(もう20年近く前の話で時効ですし僕もネタと思って話してます)、ものすごい罪悪感です」としつつ「ただ、あのお二方は悪意を持って発信なんてしないです。つまり『ほんとに忘れてる』んだと思います」とコメント。「ぜひフジ社内でも、今後のためにしっかりとコンプラ研修やセクシャルハラスメントへの認識を高めて欲しいです!」と呼びかけた。
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