本年度アカデミー賞で最多12部門13ノミネート、“非英語映画”として歴代最多ノミネートの快挙を達成した話題作『エミリア・ペレス』。本作の日本版ポスタービジュアルが解禁、また、アカデミー賞最多ノミネートを受けて、キャストから喜びのコメントも到着した。
本当の自分になりたいと願い女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を、名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた本作。
主演は、カンヌ国際映画祭において、トランスジェンダーの俳優として初めて女優賞を受賞し、トランスジェンダー女性として史上初のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたカルラ・ソフィア・ガスコン。
共演には、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで広く愛され、本作にてゴールデングローブ賞助演女優賞を初受賞したゾーイ・サルダナ、全米の若者から絶大な人気を誇るセレーナ・ゴメス、そして国際的に活躍するメキシコ出身のアドリアーナ・パス。
第77回カンヌ国際映画祭では、異例の4人でのアンサンブルで女優賞を受賞し、審査員長を務めた『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督は、「4人はそれぞれが秀でていたが、一緒になると超越していた」と絶賛を贈っていた。
この度、公開されたポスタービジュアルでは、かつては“最恐の麻薬王・マニタス”として生き、新しく女性としての人生を歩み始めた主人公エミリア・ペレス(カルラ・ソフィア・ガスコン)を中心に、人種や性別で実力を評価されずにいた弁護士のリタ(ゾーイ・サルダナ)、自分を抑え誰かの妻として母として生きてきたジェシー(セレーナ・ゴメス)が映し出されている。
エミリアとの出会いで、それぞれの運命が大きく動いていく女性たち。華やかな花々とネオンが彩るビジュアルは、罪と救済、愛と憎しみ、希望と運命が交錯する本作のテーマを想起させるものに仕上がった。
アカデミー賞ノミネートキャストから喜びのコメント
カルラ・ソフィア・ガスコン(エミリア・ペレス役/主演女優賞ノミネート)
一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛。9ヶ月のプロモーションと2年間の仕事の集大成で、充実感を感じています。
ゾーイ・サルダナ(リタ・モラ・カストロ役/助演女優賞ノミネート)
このたびのノミネート、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。選んでくださり、心からありがとうございます。才能あふれる皆さんとご一緒できることにとても興奮しています。『エミリア・ペレス』は愛を込めて作られた作品です。アカデミーの皆さん、そして作品を評価してくださったすべての方々に感謝します。ジャック!! BINGO!
『エミリア・ペレス』は3月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)