あす(4日)以降、北日本から西日本の広い範囲に大雪をもたらすと予想されるこの冬一番の強さの寒気について、気象庁と国土交通省は、普段あまり雪の降らない西日本の太平洋側や東海地方などでも大雪となったり、九州南部でも高速道路が通行止めになる可能性があるとして注意を呼びかけています。
気象庁によりますと、あすからこの冬一番の強い寒気が流れ込む影響で、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に広い範囲で大雪となる見込みです。
一方、普段あまり雪の降らない地域でも大雪は他人事ではないとしています。
気象庁 気象監視・警報センター 細見卓也 所長
「普段、雪のあまり多くない西日本の太平洋側とか、それから東海地方、こういったところでも風の吹き抜ける地域などでは積雪となる可能性があります」
また、大雪は、北海道や近畿、中国、四国、九州ではおもに6日ごろまで、東北や関東甲信、北陸、東海では8日ごろまで続く可能性があり、いつにも増して「広く」「長く」降り続けるおそれが指摘されています。
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気象庁は「この冬一番の強さの寒気だが、場所によっては数年に一度の強さの寒気となる可能性がある」としています。
国土交通省 水管理・国土保全局 防災課 西澤賢太郎 課長
「企業の皆様、あるいは学校関係の皆様におかれましても、テレワークの活用、あるいはオンライン学習の活用などを検討していただければと思います」
国土交通省によりますと、鹿児島県や宮崎県の高速道路でも通行止めとなる可能性があるということで、国土交通省は、大雪が予想される地域に対して不要不急の外出を控えるなど予定の変更を検討するよう呼びかけています。