大坂松竹座で迫力の節分「豆まき」 歌舞伎総勢14人が花道にも並んで「福は内だけ」
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2025年02月03日 19:07 ORICON NEWS
大阪国際文化芸術プロジェクト『立春歌舞伎特別公演』が、大阪松竹座で1日に幕を開けた。「節分」の2日は、舞台からにぎやかに豆まきが行われた。
【写真】大阪松竹座、花道も使った豆まきの様子 昼の部は、八重垣姫の一途な恋心を描いた時代物の名作『本朝廿四孝』「十種香」、上方和事の代表作『恋飛脚大和往来』「封印切」、人情味溢れる上方喜劇『幸助餅』を上演。夜の部は、三大義太夫作品の狂言の一つ『義経千本桜』を「初音の鼓」の謂(いわ)れが明らかとなる「大内の場」から主要登場人物が勢ぞろいのクライマックス「奥庭の場」まで上演する。
「奥庭の場」の終演後、中村鴈治郎、中村扇雀、中村獅童、市川中車、中村壱太郎、中村虎之介、市川團子、中村亀鶴、上村吉弥、中村寿治郎、市川青虎、澤村精四郎が扮装姿、市川笑也、市川笑三郎は紋付姿で登場した。
鴈治郎は「本日はご来場いただきありがとうございます。本年は明日が立春ですので、本日2月2日が節分です。劇場には鬼はおりませんので、福は内だけの掛け声をみなさまとご一緒にさせていただきたいと思います」とあいさつ。総勢14人が舞台上から花道まで並び、迫力のある豆まきとなった。2月16日まで上演。
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