あの“グラチャン”がふたたび富士に。8月9日のFuji-1 GP併催で『GC Returns 1st』を開催

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2025年02月03日 19:50  AUTOSPORT web

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1971年から1989年まで開催され人気を誇っていた富士グランチャンピオンシリーズ
 国内外の数々のレースで戦ってきた鮒子田寛氏が実行委員長を務める『GC Returns』実行委員会は、2025年8月9日(土)に静岡県の富士スピードウェイで開催されるFuji-1 GPの併催として、1971年から1989年まで日本で人気を誇っていた“グラチャン”のイベントとして『GC Returns 1st』を開催すると発表した。

“グラチャン”とは、1972年からスタートした富士グランチャンピオンシリーズ(GC)のこと。国内レースの黎明期、自動車メーカーがその覇を競いあった日本グランプリが1970年に中止になった後、富士スピードウェイを舞台に1971年にスタートしたレース。当初はツーリングカーとの混走だったが、二座席オープントップのスポーツカーのレースに。ローラやマーチ、シェブロン等の外国製シャシー、シグマやベルコ、ノバ等の国産シャシーが戦い、多様なエンジン、さらにメーカーに属していたドライバーたちが参加し始め、人気を博した。

 1979年からは、単座車両の参加が可能となり、F2シャシーにカウルをかぶせたものに変化。最後はF3000用シャシーが使用され、1989年には全日本選手権もかけられたが、その年でシリーズは幕を閉じていた。

 大きな事故もあったがそれを乗り越え、数々の伝説を残し人気を博したほか、現在の国内レースにも繋がる多くのチームやスタッフ、技術が育ってきたシリーズだが、そんな“グラチャン”のイベントが8月に行われることになった。

 8月9日のFuji-1 GP併催で『GC Returns 1st』と題されたイベントでは、往年のGCドライバーたちのデモ走行、1960年代から80年代のGCカー、スポーツカー、レーシングカーの展示、ドライバーのサイン会などが予定される。2026年以降は、年間3〜4戦のシリーズ戦として継続開催を計画しているという。

 ヨーロッパやアメリカでは、こういった往年のレーシングカーによるイベントが数多く開催されており、人気を博している。どんな車両、ドライバーたちが集うのか、今後の詳細発表が楽しみなところだ。

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