石破茂首相は3日、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)と首相官邸で面会した。首相は7日に開催予定の日米首脳会談に触れ、「日米がAI分野で協力を深め、世界がより平和で、豊かで、安全になるように努めたい」と強調した。
孫氏らは、トランプ米大統領と就任直後にホワイトハウスで面会している。首相は「トランプ氏から絶大な信頼と期待を寄せられたと認識している」と述べ、今後も意見交換したいとの考えを示した。
孫氏は両社による合弁会社の設立を報告。首相は医療や福祉、防災などの分野を挙げ、「AIが大きな役割を果たすことを期待している」と述べた。
石破茂首相と面会後、記者団の取材に応じる孫正義ソフトバンクグループ会長兼社長(左)とアルトマン米オープンAI最高経営責任者(CEO)=3日午後、首相官邸