<カーリング日本選手権:ロコ・ソラーレ10−3札幌国際大>◇4日◇横浜BUNTAI◇女子◇1次リーグ
女子で18年平昌銅、22年北京銀と五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが初白星を挙げた。
1次リーグ(L)で2連勝中の札幌国際大と対戦し快勝。初戦で北海道銀行に5−7で敗れたが、中1日の休養を経て復調した。
スタートダッシュに成功した。不利な先攻の第1エンド(E)で1点を奪い先制。再び先攻の第2Eでも中央にストーン(石)を集め3点を奪取。2連続スチールに成功し、勢いづいた。第4Eにも2点を追加。6−3で前半を折り返す。後半は第6Eで4点を奪い、コンシードとなった。
サード吉田知那美(33)は、初戦を振り返り「負け試合ができて、情報を取れた。改善点を持って、この試合に臨めた」と手応えを明かした。
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今大会は、26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦の出場権がかかる。切符を獲得するには、3枠の決勝トーナメント進出が絶対条件。予選で2敗すれば敗退の可能性が高まるため、負けられない状況だった。
9時開始の試合だったが、多くの観客が集まり、好プレーには拍手が送られた。初戦後に「最高でした。感動しちゃった。皆さん温かくて泣きそうになっていた」と笑っていたが、この日も力に変えた。
1次Lは残り2戦。18時からチーム大阪との第3戦に向け「がんばります!」と笑顔で宣言した。
◆日本選手権の大会方式 1次Lは5チームずつ2組に分かれる。総当たりで争い、上位3チームずつ(計6チーム)が2次Lに進出。2次Lは、1次Lで対戦したチームとの勝敗は持ち越し。対戦のない別組3チームと対戦し、「勝敗数」「直接対決の勝敗」の順で順位を決定。2、3位は準決勝に進み、勝者が決勝で1位と対戦する。
◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 5つの条件を満たすチームが代表候補に決定。(1)24年日本選手権優勝(2)24年世界選手権出場(3)25年日本選手権優勝(4)25年世界選手権出場(5)日本選手権決勝3日前時点の世界チームランキング最上位かつ24、25年日本選手権3位以内。該当チームが複数の場合は、9月末までに代表候補決定戦を実施する。女子はSC軽井沢クが(1)(2)を満たす。世界ランキング日本勢最上位のロコ・ソラーレは3位以内に入れば決定戦に進出できる。
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◆26年ミラノ・コルティナ五輪の国別出場権獲得条件 出場枠は10。24、25年の世界選手権のポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)に出場権が与えられる。24年はSC軽井沢クが出場し11位で3ポイントを獲得。今大会優勝チームが出場する世界選手権(3月、韓国)では好成績が求められる。逃した場合は、12月開催予定の五輪最終予選で残り2枠を争う。
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