俳優・岸野佑香さん、大腸がんのため死去 81歳 映画『黒部の太陽』などに出演

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2025年02月04日 15:47  ORICON NEWS

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岸野佑香さんが死去
 俳優の岸野佑香さんが、1月3日に大腸がんのため東京都世田谷区内のホスピスで亡くなった。81歳。所属していた劇団民藝が2月4日、公式サイトで発表した。

【画像】岸野佑香さん死去<発表全文>

 同サイトでは「訃報:岸野佑香が逝去いたしました」と題し「劇団民藝演技部所属の俳優・岸野佑香(きしの・ゆか、本名:高橋小百合(たかはし・さゆり))が、去る2025年1月3日午前6時頃、大腸がんのため世田谷区内のホスピスで逝去しました。81歳でした」と報告。

 続けて「生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします」とし、「葬儀は家族葬にて1月10日に執り行われました。喪主は妹さん(氏名非公表)」と発表。「誠に勝手ながら、御香典、御供花の儀は辞退申し上げます。お問い合わせは下記、劇団民藝へお願いいたします」と呼びかけた。

 岸野さんは、1943年10月18日生まれ、東京都出身。文学座附属研究所を経て、63年に劇団民藝俳優教室に入る。初舞台は同年の大橋喜一作『消えた人』女たち。主な出演作は『セールスマンの死』レッタ(66年)、『イルクーツク物語』産院の保母(68年)、『リリオム』マリ(76年)、『日の出』劉嬢(81年)、『朝をみることなく』オモニ・コロス(82年)など多数。民藝以外の舞台では『のり平の天一坊』『イエルマ』『裸の大将放浪記』『華やぎの糸』、映画では『絶唱』(66年)、『黒部の太陽』(68年)などに出演。平安朝日本語復元の試み「源氏物語」の朗読を2014年から続けていた。

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