お笑いタレントで俳優の久本雅美、俳優の惣田紗莉渚、岡本悠紀、納谷健が4日、都内で行われた舞台『毒薬と老嬢』取材会に登壇。それぞれ意気込みを語る中で、天然エピソードが続出した。
【全身ショット】エレガントなワンピ姿がかわいい!大湖せしる 最初のあいさつで「念願の再演」と喜びを語った久本。キャスト陣が次々あいさつする中で、ジョナサン役の岡本が、初めての出演が決まり「原作を見るところから始まったんですけど」とし、「『毒薬と老嬢』ではなく『毒薬』という映画を間違って観てしまってですね」と告白。「白黒の映画で同じワインの中に毒薬を入れるという映画で同じ1950年代くらいの映画だったんですね」と内容に類似点が多かったとし、「いつ自分の役が出てくるんだろうと思って1時間半最後まで観させていただきました」と明かした。
意気込みを聞かれた久本は立ったほうがいいか座ったほうがいいか司会に確認したうえで、「腰を痛めるから立ちますね」として立って回答。「楽しくにぎやかに、どこまでもお客様に楽しんでいただけるようにコメディで頑張らせていただ来たいと思います」とし、岡本の“毒薬”違いエピソードについて「前途多難だな」と続けて笑いを誘った。
また久本は「前回モーティマーやった納谷くんですけど、大家さんが観に来て『こんなことやってる青年だったのか』ってすごい喜んで、ね」と納谷に振るが、納谷はピンときていないよう。久本が「自分でゆうてたよ」と言っても「いうてました?」と答え、さらに説明しても響かない様子の納谷に、「いまのはどうやら嘘みたいです」とし、「こんなんとやります」とぼやいて会場は大爆笑。
さらに惣田が以前の共演で、毎公演自撮りしているところを久本にツッコまれ「最後の方は入りに来てくれたのが忘れられなくてすごく楽しかったんですけど」と楽屋裏のエピソードを披露。「そこ?芝居とちゃうやん!」と久本がツッコみ、場を和ませる一幕もあった。
『毒薬と老嬢』は、1941年にブロードウェイで初演され、たちまち話題を呼び3年半のロングランを果たし、映画化もされた傑作ブラックコメディー。安楽死や高齢化社会への風刺も含んだ本作のテーマは現代でも色あせず、日本を始め世界各地で上演されている。
本作はキャストとしても出演する錦織一清が演出を務め、3月27日〜4月4日に日本橋三越劇場にて上演される。
このほか、俳優の大湖せしる、渋谷天笑が登壇した。