2025年で放送100年を迎えるNHKは、放送史を網羅した「NHK放送100年史」(NHK出版)を19日に発刊する。
1925年3月22日に日本初の放送がラジオで始まってからラジオ100年、テレビ70年分のヒストリーや定時番組をジャンルごとに網羅。「大河ドラマ」「連続テレビ小説」「紅白歌合戦」など約1万枚の画像とともに多角的に紹介し、ラジオ編が約500ページ、テレビ編は約1000ページの大ボリュームとなっている。
放送100年史の特設サイトも19日に公開する。ジャンル、年代、出演者、キーワードで検索可能なほか、アーカイブスに保存されている番組から約4000本をダイジェスト動画で公開。生まれ年を入力すると「自分史年表」として、年齢ごとに当時の番組やニュースが見られる仕様になる。
また放送開始100年を記念するフラッグシップコンテンツとして、2月からNHKスペシャルの大型ドキュメンタリーシリーズ「臨界世界−ON THE EDGE−」を随時放送する。9日放送の第1回は中国経済に、16日放送の第2回は深刻化する欧州の難民輸出ビジネスの闇に、23日の第3回はウクライナ軍の女性兵士にスポットをあてる。
「新ジャポニズム」プロジェクトでは、大河ドラマ「べらぼう」と連動して世界が注目する日本のカルチャーを発信する。2月8日放送の「新プロジェクトX『白鷺城はよみがえった 〜世界遺産・姫路城 平成の大修理』」では、城を守る職人たちの絆を伝える。3月19日放送の「歴史探偵スペシャル『大江戸ワンダーランド』」は、「べらぼう」で使われた吉原遊郭のセットを利用したVRで江戸を体験する実験的な試みとなっている。
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