家の周りの“無限落ち葉”を燃料にして豚骨ラーメンを作ったら…… 「ワクワク」子ども心をくすぐる結末に「とってもほっこり」

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2025年02月04日 22:08  ねとらぼ

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家の周りの“無限落ち葉”を燃料にして豚骨ラーメンを作ったら……

 落ち葉を燃料にして食べ物の煮炊きに挑戦する動画がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で37万回以上再生されています。


【画像】興味深い結末


 動画を投稿したのは、たき火や炭作り、手作りストーブなどについて発信しているハナココさん。自身のYouTubeチャンネルでは以前、溶接の工程なしで自作した薪ストーブが話題になりました。


 今回は、もみ殻から燃焼ガスを引き出して熱源を作り、米を炊くかまど「ぬかくど」を使います。しかし、燃料とするのはもみ殻ではなく、その辺にある落ち葉です。


 単に燃やすだけでは煙や臭いが発生してしまう落ち葉。普段は厄介なごみですが、ぬかくどを使って無煙で片付けられたら一石二鳥です。ハナココさんによると、自身の家の周りは「庭なのか山なのか分からない環境」であり、落ち葉には困らないといいます。


 子どもたちと一緒に落ち葉を集めたら、以前にペール缶から作ったぬかくどを用意。視聴者から寄せられた「ぬかくどの下穴が小さいのでは?」とのアドバイスを受け、まずドリルを使って穴を拡大します。下穴を大きくしたので、側面に穴を開ける工程は省略。ペール缶中央に燃焼筒をセットしたら、その周囲に落ち葉を詰めていきます。


 山のようにあった落ち葉が半分なくなるくらいギュウギュウ詰めにしたら準備完了。燃焼筒の中に種火を入れて、枝や木材の切れ端をどんどん投入します。


 やがて炎の発生する音が消え、もうもうと白い煙が出てきました。その勢いは、まるで蒸気機関車。このような状態になったら空気を入れなければなりませんが、今回は横穴を開けていません。代わりに火吹き棒を投入。一吹きするとたちまち煙はなくなり、炎が大きく立ち上りました。


 煮炊きするのに十分な火力となりましたが、今度は炎が強すぎます。燃焼筒付近の落ち葉にどんどん引火してしまいました。


 真上からカメラで撮ると、燃焼ガスを落ち葉から引き出せている様子。ただ、落ち葉自体も同時に燃えてしまっています。


 たたいて消化したり、別のストーブに使っているフタと煙突を被せたりと、あの手この手で対処しましたが、すぐに落ち葉に引火。フタを取ると炎がより強くなり、落ち葉はすさまじい勢いで灰になっていきました。


 もはや燃焼筒を設置している意味がなくなってきたので、トングを使いペール缶製のぬかくどから取り出すことに。しかし、筒がなくなった途端にペール缶から白い煙が噴出してきました。どうやら燃焼筒は必要なようです。


 実験の結果、火起こし器はボロボロの状態。企画の趣旨からは外れてしまいますが、ぬかくどの代わりとしてウッドストーブを投入。ストーブの中央に燃焼筒を置き、先の反省から少なめに落ち葉を詰め込みます。


 お昼ご飯の時間が迫る中、同様の手順で着火。やはり燃焼筒の周囲にある落ち葉へ引火してしまうので、煙突付きのフタを置き様子を見守ります。


 やがて、煙突部分から出てくる煙の量が減ってきました。しかし、これは燃焼筒の中で燃えている火種由来の炎の可能性があり、落ち葉からの燃焼ガスに引火するまで油断はできません。


 煙が出てこなくなり炎の勢いも良さそうなので網と鍋をセット。温度を測ると天板は430度で煙突部分は450度でした。鍋を加熱してから3分で中の水が沸騰。落ち葉を燃料にして作るのは、インスタントのバリカタ豚骨ラーメンです。麺に続いてもやしを入れたところで、どうやら火力が弱まってきたようです。


 この時点で着火から15分が経過。フタを開けて中を確認してみると、落ち葉は見事に燃え尽きており灰と化していました。内部の熱気はすさまじく、落ち葉を追加するとすぐに燃焼筒から炎が出てきました。


 種火の方にも燃料を追加することで落ち葉由来のガスに火が付き、炎はついに復活! ぬかくどではなくウッドストーブを使うことになりましたが、落ち葉を燃料にしてインスタントラーメンを作り、家族と一緒に堪能しました。なお、麺はだいぶ柔らかくなっていたそうです。


 遊び心のあるハナココさんの挑戦。なお、落ち葉を燃やす際は火事に十分注意してください。動画のコメント欄には「落ち葉を燃料に使えるのはすばらしい着想ですね」「家の周りに落ち葉がいっぱい! なんとうらやましい」「とってもほっこりしました」「住宅街でなければこうして有効活用したいですね」といった声が寄せられています。


 ハナココさんは、YouTubeチャンネル「ハナココ」のほか、InstagramやXでも情報を発信中です。


動画提供:YouTubeチャンネル「ハナココ」



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