2024年キネマ旬報ベスト・テンが決定! 日本映画1位は『夜明けのすべて』、外国映画1位は『オッペンハイマー』

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2025年02月05日 02:10  クランクイン!

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『キネマ旬報』2月号増刊表紙  発行:キネマ旬報社
 「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」(キネマ旬報社主催)が発表され、作品賞の日本映画第1位は『夜明けのすべて』(三宅唱監督)、外国映画第1位は『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)、文化映画第1位は『正義の行方』(木寺一孝監督)に決まった。主演女優賞には河合優実(『ナミビアの砂漠』『あんのこと』)、主演男優賞には松村北斗(『夜明けのすべて』)が選ばれた。

【写真】恋人でもない“特別な関係性”が魅力的な『夜明けのすべて』場面写真

 主演女優賞の河合優実、主演男優賞の松村北斗と、主演賞が共に20代という結果は、2012年度の安藤サクラ(『かぞくのくに』)、森山未來(『苦役列車』)以来となる。

 河合は「本当にありがとうございます。今回選んでいただいた2本は自分にとってほかの何にも代えがたい映画なので、そのような作品で選んでいただきとても嬉しいです。『キネマ旬報』の表紙を主演女優賞というかたちで飾れることも、とても光栄に思っています。未来への糧としたいと思います」とコメント。

 松村は「今回、『キネマ旬報』の主演男優賞という素敵な賞をいただき、この賞の歴史と、いままで受賞された方々のお名前を見ながら、とても光栄に思っております。映画を通して、自分がかつて覚えた感動を誰かに受け渡せているんだなと、何かもう一つの“居場所”を見つけられたような気持ちになりました」としている。

 表彰式は、2月20日18時より渋谷 Bunkamuraオーチャードホールにて開催され、その模様はキネマ旬報社 公式YouTubeチャンネルにてライブ配信される。

 ベスト・テンの2位以下の作品と各個人賞の詳細については、2月5日発売の「キネマ旬報2月号増刊2024年キネマ旬報ベスト・テン発表号」に掲載される。

 個人賞のその他の受賞者は以下の通り。

「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」個人賞

日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
日本映画脚本賞:野木亜紀子『ラストマイル』
外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
助演女優賞:忍足亜希子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
助演男優賞:池松壮亮『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
新人女優賞:中西希亜良『ぼくのお日さま』
新人男優賞:越山敬達『ぼくのお日さま』
読者選出日本映画監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
読者選出外国映画監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
読者賞:斎藤環『映画のまなざし転移』
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