今日5日 日本海側は北陸を中心に大雪・暴風雪に厳重警戒 四国や九州の平地でも積雪

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2025年02月05日 06:17  日本気象協会

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日本気象協会

今日5日 日本海側は北陸を中心に大雪・暴風雪に厳重警戒 四国や九州の平地でも積雪

今日5日(水)も、日本海側は広く大雪や暴風雪に厳重警戒。特に、活発な雪雲が流れ込む北陸や岐阜県周辺では短時間に積雪が急増するおそれ。また、四国や九州の平地でも積雪の可能性があるため、外出の際は交通情報の確認も。



●北陸は平地でも警報級の大雪


今日5日(水)は、本州付近は冬型の気圧配置が強まるため、東北から九州の日本海側は広く大雪や暴風雪に警戒が必要です。

特に、活発な雪雲が断続的に流れ込む北陸や岐阜県では、短時間に積雪が急増するおそれがあります。山沿いだけでなく、平地でも大雪となる所があるでしょう。すでに、高速道路の通行止めや一部の交通機関で運転の見合わせなど、交通に影響が出始めています。お出かけの際は、最新の交通情報もご確認ください。

また、東北や東海から西の太平洋側にも雪雲が流れ込み、四国や九州など普段雪の少ない地域でも雪の積もる所があるでしょう。いつもより時間に余裕をもって、足元に気をつけてお出かけください。

また、低気圧の影響で、北海道は檜山地方や後志地方など、日本海側南部を中心に雪の降り方が強まるでしょう。大雪や猛吹雪による交通障害に警戒してください。昨日4日に記録的な大雪となった十勝地方では、雪の降り方は弱まりますが、雪崩や落雪に注意が必要です。雪下ろしなど除雪作業は、2人以上で安全を確保して、事故のないように気をつけて行ってください。

関東は晴れて空気が乾燥するでしょう。火の元に十分ご注意ください。

最高気温は、全国的に昨日4日より低く、東北から九州にかけて厳しい寒さとなりそうです。強い風の影響で、体感はさらに寒くなるでしょう。ダウンコートや耳当てなど、万全な防寒でお出かけください。


●東北・北陸で記録的な大雪のおそれ


今後の各地の雪の予想をみてきます。

今日5日6時から明日6日6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道地方 50センチ
東北地方 100センチ
北陸地方 100センチ
東海地方 70センチ
近畿地方 70センチ
中国地方 50センチ
四国地方 40センチ
九州北部地方 50センチ
九州南部 15センチ

その後、6日6時から7日6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道地方 50センチ
東北地方 70センチ
北陸地方 70センチ
東海地方 50センチ
近畿地方 50センチ
中国地方 40センチ
四国地方 20センチ
九州北部地方 20センチ
九州南部 5センチ

その後、7日6時から8日6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道地方 30センチ
東北地方 70センチ
北陸地方 70センチ
東海地方 70センチ
近畿地方 70センチ
中国地方 50センチ
四国地方 30センチ

8日以降も、北日本から東日本の日本海側を中心に断続的に雪が降り、積雪がさらに多くなる見込みです。今週いっぱい、日本海側を中心に大雪や暴風雪に警戒し、太平洋側でも積雪や路面の凍結による交通の影響にご注意ください。


●大雪や低温に伴うリスク


日本海側では大雪や暴風雪のおそれがあり、厳しい寒さとなる見込みです。風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。



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  • 昨夜は風が強く雪は吹き飛ばされ殆ど積もらなかった。
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