「入ったフジテレビが『女子アナ』というね、他局と違って女性アナウンサーとは言わないんですよ。『フジの女子アナはキャバ嬢だから』と。『だからアナウンサーじゃなくてアナでいい』と。『女性じゃなくて女子でいい』と。接待要員として囲っているという脈々とした文化がある」
こう語ったのは、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏(49)。2月1日に更新された実業家・堀江貴文氏(52)のYouTubeチャンネルに登場し、’13年4月まで所属していたフジテレビ時代の衝撃的な体験を披露し、波紋を呼んでいる。
芸能界を引退した中居正広(52)の女性トラブル報道をめぐって、様々な疑惑が取り沙汰されているフジテレビ。『週刊文春』12月26日発売号では、女性トラブルの発端となった会食について、同局の幹部社員がトラブルの当事者女性を誘ったと報じられていた。しかし同誌は1月28日の電子版で、当事者女性は「中居氏に誘われた」と訂正。いっぽうトラブルに関しては、同局の幹部社員が「セッティングしている会の“延長”」として関与を主張している。
また同局に関しては中居の女性トラブルとは別に、接待に女性アナウンサーを同伴させるといった“上納文化”の疑惑も『週刊文春』をはじめとする様々なメディアが報道。これを受けて堀江氏と“緊急対談”した長谷川氏は、“古巣”について「めちゃくちゃ上納文化」と言い切っていた。
長谷川氏は「女子アナだけじゃない」として、自身が朝の人気情報番組『とくダネ!』に出演していた当時のエピソードを披露。同番組で共演していた先輩の笠井信輔アナウンサー(61)、女性アナウンサー、タレントのおすぎ(80)と4人で会食をした後に、先輩2人が先にエレベーターに乗り込んで帰ってしまったという。
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その際、笠井アナからは「ハセ、そういうもんだから」と言われ、女性アナも「お夕食代だね」と言い去ってしまったとのこと。おすぎと2人きりになった長谷川氏はエレベーター内で濃厚なキスをされたといい、「49年生きてきて、あれ以上の情熱的なチューしたことない」と振り返っていた。
また小倉智昭さん(享年77)主催の旅行もあったというが、“乱れまくっていて3回で打ち切りになった”というエピソードを赤裸々に暴露。その後も同局社員を「アテンダー」と呼び、実名を挙げて社内の悪しき習慣を問題視していた。
動画は現在までに585万回以上再生されており、1万7000件以上のコメントが書き込まれている(4日18時時点)。様々なメディアでも長谷川氏の告発は取り上げられ、瞬く間に注目を集めることに。
こうした反響を受けてか、長谷川氏から実名を挙げられた笠井アナは2日にブログを更新。《おすぎさんとは食事をしたことがないと、本当は断言したいです しかし、15年以上前のことで、食事会がなかった可能性が0とは言い切れません》としつつ、《「上納」は完全否定できます》と明言していた。
にわかに世間を騒がせている長谷川氏の“暴露”だが、局側はどのように受け止めているだろうか? 本誌は3日に同局へ取材を申し込み、長谷川氏の発言を把握しているかどうか、発言内容の事実関係について、また長谷川氏の発言に対する同局の見解を求めた。
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すると翌4日午後に企業広報課から文書で回答があったが、「当事者の認識が異なっており、貴誌のご質問には回答を差し控えさせていただきます」とのコメントにとどまっていた。
同局が示す「当事者」とは具体的に誰を指すのかは不明だが、長谷川氏は先輩アナとの会食エピソードに対する世間の反応には戸惑っているようだ。4日に更新したXで笠井アナや女性アナを貶めるつもりはなかったと釈明し、《20年近く前のネタ話をしたところ、僕の大好きな2名の先輩への誹謗中傷がかなり度を越してきています》とした上で、動画での発言の意図や真意をこう説明していた。
《あのエピソードは「これ、フジのノリの僕らはいいけど、普通に考えたら上納って言える話だよね」「フジの明るさやノリの良さが逆に今回の様に傷つく人を作ったかもしれないね」って問題提起するために話しました》
《今回の犠牲を産んだのは「フジのシステム」です。「フジの日枝イエスマンたち」です。叩くべき相手を間違ってはいけないと思います》
中居の女性トラブルに端を発したフジテレビ問題。長谷川アナ以外にも一部SNSなどで関係者が体験談を暴露するといった余波が広がっているが、どのように終着するだろうか。
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