元F1ドライバーのクビアトがフォーミュラE出走へ。ジェッダE-Prixのルーキーセッションに

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2025年02月05日 11:20  AUTOSPORT web

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DSペンスキーからのルーキーセッション出走が決まっただニール・クビアト
 2月4日、2024/2025年ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦しているDSペンスキーは、2月13日木曜日に実施される第3&4戦ジェッダE-Prixでのルーキーフリープラクティスセッションにて、元F1ドライバーのダニール・クビアトを起用することを明らかにした。

 ジェッダでは、各チームがフルタイムドライバーではない選手に走行の機会を与えるルーキーセッションが行われる予定となっているが、この走行枠に、元F1ドライバーのクビアトが参加することが決まった。

 現在30歳のクビアトは、2014年から2020年までにF1にレッドブル・レーシングやスクーデリア・トロロッソから参戦し、最高順位としては2位表彰台を獲得している。F1以降は、WEC世界耐久選手権のLMP2クラスやハイパーカークラスに出走し、2024年には中東初の自律走行レースリーグであるAbu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)のテストドライバーも担っていた。

 そんなクビアトは、以前ベルリンで行われたルーキーテストにて、当時のニオ333に乗り込んだこともあり、今回がフォーミュラEマシンでの走行は2回目となる。ただ、当時はマシンモデルも旧式であったため、現行のGEN3 EVOに乗り込むのは初だ。


 そして、彼が今回乗り込む予定となっているのは、DSペンスキーのDS E-TENSE FE25となる。このチームは、フランスのDSオートモービル社とアメリカのチーム・ペンスキーが手を組んだ体制で、パワートレインにはDSパフォーマンスが開発したものが搭載されている。フルタイムドライバーは、ジャン-エリック・ベルニュとマキシミリアン・ギュンターのふたりだ。

 クビアトはフォーミュラEでの2度目の走行を前に、「ルーキーフリープラクティスでチームに参加できることをとても楽しみにしている」とコメントを発表している。

「フォーミュラEの新世代マシンであるGEN3 EVOを運転するのは初めてなので、コース上で感触をつかむのが待ちきれないよ」

「チームの何人かとはすでに交流もあるので、このテストはエキサイティングなものになるだろう。マシンに乗るのが待ち遠しいし、セッションがどんなものになるのか楽しみだね」

 そして、副チーム代表のフィル・チャールズは続けて、「ジェッダでダニールが参加してくれることを嬉しく思う。彼のF1での経歴と、最高のレベルでパフォーマンスを発揮する能力は、チームにとって貴重な洞察を提供してくれるはずだ。彼がコースにどう適応し、週末全体の準備に貢献してくれるのか、楽しみにしている」と期待の言葉を述べた。

 クビアトのセッション参加が予定されている第3&4戦ジェッダE-Prixは、2月14〜15日にサウジアラビアにあるショートレイアウトのジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開催される予定だ。

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