マーベルヒーローたちの原点にして、その礎を築いたヒーローチームを描く最新作が、邦題『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』として、2025年夏に劇場公開決定。本作の特報映像とポスターが解禁となった。
これまで、マーベル・スタジオ作品では、アイアンマンやキャプテン・アメリカをはじめとした、人間味あふれるヒーローたちの姿や、その心情を丁寧に描いてきた。
現代に生きる人々と同様に、悩みや葛藤を抱えながら戦うヒーローたちは「アベンジャーズ」として、ときにぶつかり合い失敗しながらも、互いに尊重し団結することで、強大な敵にも立ち向かってきた。
そして“ファンタスティック・フォー”は、そんなマーベルのヒーローたちや「アベンジャーズ」の原点ともいえる、マーベル・コミックス最初のヒーローチーム。マーベル・スタジオ作品として、ついに始動となる。
■“ファンタスティック・フォー”とは?
“ファンタスティック・フォー”は、米ニューヨークに拠点を置くヒーローチーム。宇宙でのミッション中のアクシデントにより、特殊な力を得てしまった4人の“家族”だ。天才科学者であり、チームのリーダー、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(ペドロ・パスカル)は、身体がゴムのように伸縮自在となる能力と、卓越した知性と発明の才能を持つ、チームの戦略家。
リードのパートナーであるスー・ストーム/インビジブル・ウーマン(ヴァネッサ・カービー)は、透明化や強力な力場を生み出す能力の持ち主で、チームの精神的支柱としてメンバーを支える。
スーの弟で、炎を自在に操る能力を持つジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(ジョセフ・クイン)は、全身を炎に包み、空を飛ぶことができるキャラクター。若く陽気で、チームのムードメーカー的存在だ。
そして、リードの親友で、岩のような強固な身体を持つベン・グリム/ザ・シング(エボン・モス=バクラック)は、たぐいまれなる怪力の持ち主で戦闘力も抜群。ファンタスティックな4人“家族”というチームを組んでこの夏世界を救う!
今回、解禁された特報映像では、60年代のレトロフューチャー要素が詰まった映像をバックに、宇宙からの危機に対して、家族一丸となって立ち向かおうとする“ファンタスティック・フォー”の姿が捉えられている。
ニューヨークにあるバクスター・ビルで、ハービーというロボットと共に暮らす彼らからは、“宇宙での事故”という大きな傷を抱えながらも互いに支え合いながら、暮らしている様子がうかがえる。
また、映像には鮮やかなブルーに、チームを象徴する「4」のロゴがあしらわれたコスチュームを着る彼らや、流線型のデザインが印象的なブルーの車も登場。
彼らはこの世界でいったいどんなチームなのか。果たして、彼らの元に訪れる宇宙最大の危機とはいったいどんなものなのか――。今後の続報にも期待がかかる。
■「ワンダヴィジョン」監督と人気海外ドラマのキャストが結集
本作の監督を務めるのは、マーベル・スタジオドラマ「ワンダヴィジョン」で監督・製作総指揮を務め、高い評価を獲得したマット・シャクマン。
“ファンタスティック・フォー”のメンバーに、「マンダロリアン」『キングスマン:ゴールデン・サークル』などのペドロ・パスカル。
「ザ・クラウン」でブレイクし、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』で知られるヴァネッサ・カービー。
さらに、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』などのジョセフ・クイン。ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」「パニッシャー」のエボン・モス=バクラックら豪華キャストが名を連ねる。
本作は、ロバート・ダウニーJr.(トニー・スターク/アイアンマン役)がドクター・ドゥーム役を演じることが発表され、大きな話題となった『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』(原題/2026年米公開)に繋がる物語として大きな期待を集めている作品の1つ。今後の「アベンジャーズ」シリーズにも深くかかわってくるであろう、“ファンタスティック・フォー”は見逃せない。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年夏、全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)