寒波は9日頃まで 東北・北陸を中心にさらに積雪増加 大雪災害に警戒 2週間天気

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2025年02月05日 12:08  日本気象協会

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日本気象協会

寒波は9日頃まで 東北・北陸を中心にさらに積雪増加 大雪災害に警戒 2週間天気

今シーズン最強・最長寒波の影響で、北海道から九州の日本海側は、9日(日)頃まで大雪や暴風雪のおそれ。東北や北陸を中心にさらに積雪が増加し、記録的な大雪になる所も。車の立ち往生など交通障害や大規模停電に警戒を。



●前半(6日〜12日) 9日(日)頃まで大雪災害に警戒


9日(日)頃にかけて、今回の寒波の影響を受けるため、北海道から九州の日本海側は断続的に雪が降るでしょう。大雪や猛吹雪に警戒してください。活発な雪雲が流れ込む東北や北陸の山沿いではさらに積雪が増加し、記録的な大雪となるおそれがあります。岐阜県や長野県の山沿いでも、局地的に雪が強まるでしょう。これまでの大雪で、高速道路の通行止めや電車の運休など、交通に影響が出始めていますが、さらに影響が拡大し、長引く可能性があります。車の立ち往生や大規模停電などに警戒してください。

なお、普段雪の少ない四国や九州などの平地でも雪が降り、明日6日(木)にかけて大雪になる所があるでしょう。市街地は、少しの雪でも交通に影響の出る可能性があります。最新の交通情報もこまめに確認して、足元に気をつけてお出かけください。

10日(月)から11日(火:建国記念の日)は、冬型の気圧配置が緩みますが、12日(水)は気圧の谷の影響で、雪や雨の降る所が多いでしょう。

最低気温は、平年より低い所が多く、内陸部を中心に厳しい冷え込みとなりそうです。大阪市や名古屋市、東京都心などでも、0℃前後まで下がる日が多いでしょう。最高気温も平年を下回る所がほとんどで、日中も厳しい寒さが続く見込みです。9日(日)頃にかけて、全国的に北よりの風が強いため、体感はさらに寒くなりそうです。ダウンコートやマフラーなどで、しっかり防寒をしてお過ごしください。


●大雪や低温に備えて


9日(日)頃にかけて、日本海側を中心に大雪のおそれがあり、東北や北陸の山沿いを中心に、記録的な大雪となる所もあるでしょう。また、寒波の影響で、全国的に厳しい寒さが続く見込みです。大雪や低温によるリスクを回避するために、次のような対策をしておくとよいでしょう。

(1)停電に備えて
倒木や雪の重みで電線が切れることによって、停電が発生するおそれがあります。停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結に備えて
最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日(最高気温が0℃未満)が続いた時には、水道が凍結する可能性があります。事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。


●後半(13日〜18日) 太平洋側は晴れて空気乾燥 花粉対策を


13日(木)以降も、日本海側は雪の降る日が多いでしょう。太平洋側も13日(木)は雨が降りますが、14日(金)以降は乾燥した晴天が続く見込みです。

気温は、平年並みか平年より高い日が多く、九州から関東では日差しの温もりを感じられるでしょう。ただ、晴れて空気が乾燥し、気温が高いと、花粉が飛びやすくなります。花粉症の方は、マスクなどでしっかりと対策をしてお出かけください。



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